1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. モバイル・アプリ

「Galaxy Watch7」レビュー - エナジースコア&睡眠コーチング機能が良い感じ

マイナビニュース / 2024年9月5日 18時35分

Galaxy Watch7の目玉機能としては、「AGEs指数」の測定と、一部の屋外ワークアウトでの「レース」機能もある。ただし、筆者が試したタイミング・検証範囲では、これらをあまりうまく活用できなかったというのが本音だ。

1つ目の「AGEs指数」は、新しいバイオアクティブセンサーによって、老化などに関連すると言われるAGEsの蓄積レベルを数値化してくれる機能だ。ただし、現在は「ラボ」という表示が付与されている。少なくとも筆者が2週間ほど装着した間に、一定の測定値のようなものは表示されるものの、具体的なスコアなどではなく、運動や食事量の変化があった日にも、測定数値の変動は確認できなかった。

一応、別ページに機能の説明書きはあるものの、現在の値が何を意味するのか、そこからどういったアクションをすれば良いのかが見えづらい。チャレンジングな先進機能ではあるものの、現状ではユーザーとしてもどのように活用すれば良いのかがまだ未知数だと感じた。

2つ目の「レース」は、屋外ランニングと屋外サイクリングのワークアウトにおいて、過去の自分の記録に挑戦できる機能だ。この機能もうまく検証できなかった。過去14日間のうちに走ったコースと同じコースを、同じスタート地点から走ることで、過去と現在のパフォーマンスを比較するできるはずなのだが、筆者の試した範囲では、同じスタート地点に立っても“過去のコース”が表示されないままだった。

ちなみに、一度走った道のりは位置情報が自動で記録されており、スマートフォンの「SAMSUNG Health」アプリ内からワークアウトの記録を表示し、「ルートを保存」操作を行うことで、ルートとして登録できる。ただし、この操作を行なったうえで再度試しても、レース機能を開始できなかった。

なお、検証時のソフトウェアバージョンは、24年8月末~9月上旬時点での最新のものだった。筆者の検証不足の可能性も否めないが、まだWeb上にも使い方を説明する詳しいドキュメントの類も見当たらなかったので、今後の更新を注視しつつ、長い視野で期待しておきたい。

一方で、シンプルにランニングの測定で活用する機能は、使い勝手が非常に良かった。L1+L5のデュアルバンド対応の恩恵か、位置情報の精度も道の左側と右側がしっかりと認識されているレベルで、看板通り市街地でのジョギング・ランニングなどでの使用に適していると思う。競技レベルでの通常を想定しなければ、レース機能の使い勝手について気にする必要も全くないので、基本的には安心して選択して大丈夫な一台だ。

なお、今回は新機能を中心に紹介したが、従来から踏襲した機能を含めて、デザイン・使い勝手ともに総合的な完成度はかなり高い一台だと感じた。夏のピークを過ぎたこのタイミングで、運動不足や睡眠習慣の乱れを感じている人ならば、Galaxy Watch7はぜひ検討候補として加えておきたい。
(井上晃)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください