パナソニックがIFAに完全復活! 日本発売予定のテクニクス新製品を見た
マイナビニュース / 2024年9月7日 15時10分
9月6日にドイツのベルリンで開幕したエレクトロニクスショー「IFA 2024」に、今年はパナソニックが久しぶりに一般来場者にも公開するブースを展示しています。
会場には欧州を中心に展開する新しい製品が並び、同社が世界規模で取り組む二酸化炭素の削減と循環型経済の確立に関する企業の取り組みも紹介しています。
○テクニクスから初のアンプ内蔵ワイヤレススピーカー
最初に、同社が秋から日本でも発売を予定するテクニクスの新製品をレポートします。
「SC-CX700」はWi-Fi、BluetoothまたはUSBなど有線による接続方法が選べるデジタルアンプ内蔵のブックシェルフ型スピーカーシステムです。
欧州の販売価格はペアで2,500ユーロ(約40万円)を想定。チャコールブラック、シルキーグレイ、テラコッタブラウンの3色があり、旭化成が開発した人工皮革「Dinamica」を使ってソフトで贅沢な手触りを持たせたデザインも特徴です。
スピーカーユニットは同軸構造。テクニクス独自の「JENO Engine」を中核とするフルデジタルアンプの技術に「Model-based Distortion Cancelling (MBDC)」という、スピーカーの振動板をコントロールして不要な振動を抑える高音質化技術を掛け合わせてピュアなサウンドを実現しています。フロント側にバスレフポートを設けて、小柄ながらパワフルな低音も出せるスピーカーです。
Wi-Fi再生はグーグルのChromecast機能をビルトインしているので、直接SpotifyやAmazon Music HD、インターネットラジオのストリーミングを受けて聴くことができます。またARC対応のHDMI入力も搭載。例えばテレビサイドに置いて、映画やゲームのサウンドを本格的なスピーカーで楽しむというライフスタイルにも応えます。
グランクラスのラインナップに加わるアナログレコードプレーヤー「SL-1300G」も発表されました。想定価格が3,000ユーロ(約47万円)という高級機です。テクニクスが昨年発売したアナログレコードプレーヤー「SL-1200GR」に初搭載した低ノイズのモーター駆動技術である「ΔΣ-Drive」(デルタシグマドライブ)を採用しています。
パナソニックは今から10年前にベルリンで開催された「IFA 2014」で、2010年に生産を終了していたテクニクスブランドの復活を大々的に発表しました。現在はワイヤレスイヤホンにもテクニクスブランドの商品ラインナップが拡大しています。
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