1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「次世代モビリティDAY 2024」が開催 - 自動運転サービスの現在地・課題とは

マイナビニュース / 2024年9月9日 11時55分

画像提供:マイナビニュース

NTT西日本やNTTビジネスソリューションズ、マクニカは8月29日にメディア向け内覧会と、まちづくりにおける自動運転の社会実装をめざすイベント「次世代モビリティ DAY 2024」をQUINTBRIDGEにて開催した。

メディア向け内覧会では自動運転EVバスの見学・試乗を実施。また、「次世代モビリティDAY 2024」では、NTT西日本・マクニカ両社長のオープニングセッションや、国土交通省の自動運転戦略室長が登壇する基調講演などが行われた。

○■全国で11実証事業を採択、持続可能な地域社会づくりに挑戦

少子高齢化による人手不足や物流・運送業界における2024年問題などにより、地域交通の維持や運送業におけるドライバー不足などに関する社会課題が深刻化。自動運転などのモビリティ技術を活用した持続可能な公共交通・物流の実現や、自動運転サービスの社会実装に向けた機運が高まる。

「次世代モビリティDAY 2024」は、2023年7月にNTT西日本グループとマクニカが締結した「地域交通の課題解決に向けた提携」の取り組みの一環として開催され、自動運転に関する有識者の講演やセッションが行われた。

主催者を代表してNTT西日本の北村亮太社長は、「NTTグループではテクノロジーを活用し、公共インフラや農業・食品、健康・医療などさまざまな領域で地域の皆様と共に持続可能な社会づくりに取り組んでいます」と挨拶。

「自動運転EVバスの導入を機に、地域交通の課題解決にとどまらず、観光価値の向上など、地域住民の皆様への新たな価値の創造と持続可能な地域社会づくりに挑戦していきたいと考えています」と語り、交通・観光分野におけるひとつのツールとして、さまざまな次世代モビリティの取り組みを進めていると紹介した。

NTT西日本グループは、2023年8月より自動運転分野においてマクニカ社と事業提携を開始。内閣府の補助事業を活用し、沖縄県南城市で両社による初の実証実験を実施した。2024年度の国土交通省「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転社会実装推進事業)」では、南城市を含む11自治体での自動運転実証の事業が採択されている。

こうした取り組みをより強固なものにしていくため、今年8月にNTT西日本は自動運転のキーテクノロジーを有する「Navya Mobility SAS(ナヴィア モビリティ)」への出資を発表した。

「フランス・リヨンに本社を置く『ナヴィア モビリティ』は、多くの自動運転車の実走事例や、テクノロジーを有する自動運転の世界的なリーディングカンパニーです。この出資により、これまで以上に地域交通のスマートモビリティ化や自動運転サービスのサプライチェーンを、ワンストップで継続的に供給できる体制を整えていきます」
○■自動運転EVバスと運行管理システムを一括提供

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください