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現金決済「10年以内にやめていると思う」日本人の割合は?

マイナビニュース / 2024年9月11日 14時45分

画像提供:マイナビニュース

ストライプジャパンは9月9日、「デジタル決済の未来」に関する消費者調査の結果を発表した。調査は2024年6月18日~25日、日本、オーストラリア、シンガポールのアジア太平洋地域(APAC)を代表する3カ国の男女18歳以上を対象に、インターネットで行われた。
○3カ国の市場全体でよく使用されている決済方法は?

対面でよく使う決済方法は、日本、オーストラリアとシンガポールの全体で「クレジット/デビットカード」と回答したのが70%、「現金」と回答したのが68%という結果になった。3カ国間でも圧倒的に現金利用率が高い日本(73%)では、現金が最も使われている決済手段となった。日本のキャッシュレス決済比率は39.3%(2023年)と上昇傾向にあるものの、未だに現金大国であることが伺える。なお、3カ国全体で「クレジット/デビットカード」と回答した人が7割だったにも関わらず、今後10年以内に52%まで減少し、他の決済手段をより活用することが予測されている。

○日本は他国に比べ、対面決済に「QRコード決済」を選択する割合が多い傾向

日本では「クレジット/デビットカード」と「現金」に次いで、「QRコード決済」が44%と3番目によく使われていることが明らかになった。日本での普及率が高い理由として、日本で生み出されたQRコード自体への親しみがあるほか、各事業者のキャンペーン実施や導入のしやすさなどが考えられる。

一方で、シンガポールでは「QRコード決済」を好んで使用している人は27%、オーストラリアに至っては6%と、日本と比較すると両国では余り普及していないことがわかる。10年後の利用意向も、3カ国平均ではほぼ横這いであることから、今後爆発的な普及は見込まれていないことがわかる。日本と比べると、他の2カ国での決済手段は、より細分化されており、例えばオーストラリアでは、「スマホ/デジタルウォレット決済」がより使用されている(44%)ほか、送金完了までの時間が短く、24時間365日資金の即時送金を可能にする「リアルタイム決済」や若い世代に人気の「BNPL(後払い決済)」の利用が見られる。
○今後10年以内に起こりうる対面決済の変化

10年以内の対面決済の意向変化について調査したところ、「現金」の使用について3カ国平均で44%が「やめていると思う」、そして「クレジット/デビットカード」については、32%が「やめていると思う」と回答した。各国で比較すると、「現金」の使用中止を予想しているのはオーストラリア45%、シンガポール61%であるのに対し、日本は25%と低い結果になっており、日本は現金への信頼が厚く、長期的な利用意向も高いことが伺える。さらに、「クレジット/デビットカード」使用については、オーストラリア35%、シンガポール50%が「辞めていると思う」と回答したの一方で、日本はたったの10%と大きな差があることが見受けられる。そのため、日本では今後10年も、「現金」と「クレジット/デビットカード」が主流の決済方法になると予測される。

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