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「シン職人」これからを担う若手に聞く!未来の建設現場の有り様とは?

マイナビニュース / 2024年9月25日 10時0分

画像提供:マイナビニュース

●若手の仕事の覚え方。習うのか、盗むのか
建設産業の内外に「建設DX(デジタルトランスフォーメーション)」を実現しなければいけないという意識はあるのに、なかなか進まない現状があります。

本連載では、その理由が何なのか、建設DXの普及を牽引する企業である野原グループの代表取締役社長兼グループCEO、野原弘輔氏をホストに、建設産業に携わる多様な立場のゲストの方との対談を通じて、建設産業への思い、DXへの取り組みについて浮き彫りにします。

第4回は、塗装業、土木重機、解体業の現場で活躍する、若く意欲的な職人お三方に、建設現場の今と未来について伺います。

道具を手にして施工する楽しさと、面白さにつながる奥深さ
今の時代に合わない非効率な慣習や仕事の進め方は見直しを
経験やスキルの不足をデジタル技術で補完できる時代がすぐそこに

野原: 入職以前のキャリアもさまざまかと思いますが、まずは建設産業で働き始めて驚いたことについて教えてください。

徳島: 私は高校を中退して17歳から現職である塗装業で働いています。正直に言うと、実際に働いてみるまではもっと簡単な仕事だと思っていましたね。ただ塗料を塗っているだけで力仕事でもない。言葉を選ばずに言えば「楽勝だろう」と思っていたのです。

しかし現場に入ってみると、各所で緻密な技術が求められる仕事であることがわかりました。ただ、指定された場所を塗ればいいわけではないのです。塗らない部分をカバーする養生をするにも技術が必要ですし、道具ごとに塗料溜まりを作らない塗り方があります。

外から見ているときは単純作業のような印象を持っていましたが、実際は違いました。職人の技術力やクリエイティブな面に触れるたびに驚かされました。もっとも難しいだけではなく、面白さにつながる奥深さがあることも、日々、実感しています。

東: 私は清掃パートとして会社勤めをしていた時、隣の工事現場で見たユンボ(※1)に一目ぼれして建設産業に入りました。それまでは息子のトミカの重機シリーズを見ても、全部同じに見えてしまうくらい興味がなかったのですが、現物を見た途端、すっかり惚れ込んでしまいました。

大型特殊免許を取得した後は重機に乗りたい一心で求人情報を隅から隅まで眺めていました。しかし、最初は募集を見ても何の仕事なのか見当もつかず、どこに申し込んだらいいのかもわからず、最終的にはグーグルマップのストリートビューを拡大して、敷地内に重機が置いてある会社を探し応募しました。

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