1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

大河原克行のNewsInsight 第324回 欧州で日本企業の存在感を示そうとしたパナソニックの展望、IFA 2024の展示から

マイナビニュース / 2024年9月13日 15時28分

画像提供:マイナビニュース

ドイツ・ベルリンで開催したIFA 2024に出展したパナソニックは、現地時間の2024年9月5日12時から、プレスカンファレンスを行い、欧州市場向けに展開するテレビやオーディオ、キッチン家電や理美容家電の新製品などを発表した。また、パナソニック マーケティング ヨーロッパの片山英樹社長は、同社の長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」への取り組みや、欧州で打ち出しているHolistic Wellbeing戦略をさらに進化させていることなどについても言及。「カーボンニュートラル」と「サーキュラーエコノミー」の2つの柱についても、取り組みを説明した。

冒頭のビデオでは、パリオリンピック/パラリンピックにおいて、パナソニックがワールドワイド公式パートナーとして大会をサポート。AV機器やサービスを提供し、とくに新種目となったブレイキン(ブレイクダンス)種目では、公式DJターンテーブルに採用されたことなどを紹介。パナソニック マーケティング ヨーロッパの片山社長は、「オリンピックは、パナソニックが応援するアスリートたちの素晴らしい活躍で幕を閉じた。そして、IFAが100周年を迎えている」と、今年が節目の年であることを示してみせた。
○100周年のIFA、2年ぶりの一般ブース、パナソニックの積極姿勢

パナソニックにとっても、2年ぶりに一般来場者向けブースを出展。IFAでの日本企業の存在感が薄れつつあるなかで、同社の積極ぶりが目立った。

パナソニック マーケティング ヨーロッパでは、Holistic Wellbeing戦略を打ち出している。革新的なソリューションと商品を通じて、人や社会、地球のバランスをもたらし、より健康的で、シンプルで、バランスのとれた生活を創造することで、すべての人の総合的なウェルビーイングを促進することを目指しているという。ここでは、「Environmental Wellbeing」、「Nutritional Wellbeing」、「Outer Wellbeing」、「Social Wellbeing」、「Spatial Wellbeing」の5つに取り組んでおり、今回のIFAでは、環境への取り組みを強調して説明。「Environmental Wellbeing」に焦点をあてたほか、長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」において2つの柱となっている「カーボンニュートラル」と「サーキュラーエコノミー」についても時間を割いて説明した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください