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eve autonomyが羽田新オフィスを開設 - 自動搬送車両のデモ走行も披露

マイナビニュース / 2024年9月13日 15時51分

○星野CEOが語ったeve autoの特徴

“EASY” - 手軽さ
“POWERFUL” - 走破・搬送力
“FLEXIBLE” - 柔軟性

○“EASY” - 手軽さ

eve autoの強みとして初めに挙げられたのは、導入の手軽さだ。同サービスは、自動搬送を開始するための工事が必要なく、ソフトウェア側での簡単な操作によって運用することができるという。

サービス導入の前段階では、自動搬送車の走行ルートや台数、運用方法などに関する打ち合わせを重ねながら、走行ルート設計書などを確認する。その後は本格導入に向け、敷地内で想定される走行ルートをたどる形で車両の手動走行を行い、点群データによるマップを作製するとともに、走行経路や停止すべき位置などを計測。その後はソフトウェア上にて、施設の作業員が通行しうる障害物検出エリアや一時停止位置などを設定したうえで、ベクターマップ上でのシミュレーションを実施する。

それらが完了してからは、実際の車両を用いた試運転や微調整、そして運用におけるトレーニングなどを実施し、最終的な引き渡しを行うとのこと。なお、計測工程は1日以内、ソフトウェア上の処理は1~3週間、試運転からトレーニングを経て引き渡しに至るまでは3日ほどと、全体を通じても1か月足らずで運用を開始できる点も強みとする。
○“POWERFUL” - 走破・搬送力

また、車両の走破性や搬送力もeve autoの強みだ。屋外搬送で想定される天候の変化や多少の悪路に対応できることは先述した通りで、それに加えて牽引能力は1.5t、積載能力は300kgと、物流現場や製造現場において十分な搬送力を持つとしている。

加えて、静止状態からであれば3cm以内の段差の乗り越えが可能で、1t牽引時でも7°までの傾斜を走行できるなど、さまざまなルートにも対応。満充電時の継続走行距離はおよそ40kmに上るといい、長時間の運用にも効果を発揮するとした。
○“FLEXIBLE” - 柔軟性

そして星野CEOが特に強調したのが、サービスの柔軟性だ。自動走行の制御についてはソフトウェアで行っているため、その修正もソフトウェア上で完結するとのこと。ルート修正作業などは直感的なマウス操作で行えるため、実運用で生じた修正点や一時的に必要となった変更などについても、スムーズに対処できるとする。

また、プラグ式での充電が可能な電動車両だが、バッテリーの交換にも対応。オプションサービスとして追加バッテリーも利用できるといい、車両の停止を伴わない運用体制の構築により、24時間での車両稼働も実現できるとした。

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