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大河原克行のNewsInsight 第325回 日本の「働く」を変える? リコーが開発した未来の会議室「PRISM」、秋葉原で実証実験

マイナビニュース / 2024年9月17日 17時17分

NTT都市開発 ビル・商業事業本部商業事業部オペレーショナルアセット担当の小川由夏氏は、「これまでのLIFORK秋葉原のシェアオフィスは、半個室空間の構造となっていたが、10人程度のシェアオフィスへの問い合わせが増加していることから、それにあわせた部屋サイズにした。秋葉原ではスタートアップ企業の利用が多いため、より小規模の部屋が中心だったが、出社が戻り、席が足りなくなった大手企業や、プロジェクト単位でシェアオフィスを利用したいという用途で、10人程度の部屋に人気が高まっている」とし、「開業18年を迎える秋葉原UDXが都内の競合ビルと負けないために、オフィスワーカーの満足度向上を目指すとともに、育成用途を目的としている秋葉原UDX4階において、より企業の発展につながる場に進化させることを目指した。さらに、出社回帰の動きに伴い、円滑なコミュニケーションを図れる場を実現するという出社の目的意義を実現する場を目指す狙いもある」と語る。

○あまり嬉しくなかった会議空間を、喜べる場にできるか

一方、LIFORK秋葉原に新たに設置するRICOH PRISMは、チームの創造力を高めるための次世代会議空間と位置づけており、チームビルディングや研修プログラムとして活用したり、アイデアを創出するための会議に活用できたりする。

プロジェクターを使用して、デバイスの画面を4つの壁面に360度自由に投影することができ、複数の画面を同時に共有して、生産性を高めながら、会議を進行。オートファシリテーション機能に加えて、映像や光、音、触感といった五感に働きかける様々な空間演出を通じて、高い没入感を実現した、効果的な会議運営を支援する。また、防音性の高い個室となっているため、内容が外部に漏れることがなく、入室は一か所からの単独導線としているため、セキュリティ面でも安心できるという。

リコー 未来デザインセンター はたらく歓び価値創造室価値創造グループ コンテンツディレクターの花谷愼也氏は、「リコーでは、『“はたらく”に歓びを』ビジョンに掲げており、それを具現化する取り組みのひとつがRICOH PRISMである。創造性を発揮するのは人であり、創造性を生む場所が会議である。RICOH PRISMでは、アイデア出しのように、会議の利用シーンを限定して適切な会議を実施する場面限定誘導会議や、未来を予測していまを修正するためのフィードフォワード会議に最適な場を目指している」とする。

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