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『光る君へ』第35話、一条天皇へ想いの丈をぶつける彰子に視聴者最注目 画面注視データを分析

マイナビニュース / 2024年9月22日 6時0分

○不らちな理由で忍び込む惟規に「スチャラカ公務員」

このシーンは、ロミオとジュリエットばりの惟規の恋愛模様に、視聴者の注目が集まったと考えられる。

「光る君へ」公式Webサイトの特集「をしへて!」によると、惟規が侵入したのは京都の北東にある上下賀茂社だ。陰陽道の鬼門にあたる方角に建てられ、都を災厄から守るための神聖な神社に、恋人に会うという不らちな理由で忍び込むという惟規の行為に、SNSでは「あほー惟規のあほー」「スチャラカ公務員惟規」「惟規くん、意外と情熱的だな」と、あきれながらも微笑ましく見守る視聴者の声が集まっている。

斎院は、賀茂別雷神社(上賀茂神社)と賀茂御祖神社(下鴨神社)の両賀茂神社に奉仕した未婚の皇女で、伊勢神宮の斎宮と併せて斎王とも呼ばれた。斎院制度は、810年に第52代嵯峨天皇が娘・有智子内親王を初代斎王として奉仕させたことが始まり。現時点の1007年に在位していたのは第62代村上天皇の娘・選子内親王。同母兄弟に冷泉天皇・円融天皇(坂東巳之助)・為平親王がいる。選子内親王は57年という歴代最長の任期を務めて大斎院と呼ばれた。惟規のお相手の斎院の中将は、斎院司長官・源為理の娘で、母はあかね(和泉式部:泉里香)の妹という説がある。

斎院の中将を演じる小坂菜緒は日向坂46のメンバーで、『Seventeen』専属モデルでもある大阪府出身の22歳。『光る君へ』が大河ドラマ初出演だ。わずか30秒足らずの出演時間だが十分に存在感を示した。

斎院の中将の父・為理の位階は従五位下であり、惟規の父・藤原為時(岸谷五朗)が越前守に叙任された時と同じ位(為時はのちに正五位下に叙任されるのでむしろ格上)なので、父の位階の上ではそこまで身分に隔たりはないように思えるが、源氏という血筋と役職の尊さが惟規には釣り合わないのだろうか。この恋が成就するよう惟規には頑張ってほしいところだ。

●妻の体を優しく抱き寄せ、夫の背中に手を伸ばす
3番目に注目されたシーンは20時39分で、注目度76.9%。一条天皇がようやく中宮・藤原彰子に振り向いたシーンだ。

一条天皇は、左大臣・藤原道長(柄本佑)との公務を終えると立ち上がり、道長に御嶽詣の御利益はあったのかと問うた。「まだ分かりませぬ」と答える道長に、「今宵、藤壺に参る。その旨、伝えよ」と、一条天皇は言った。あの日の彰子の涙がついに帝の心を捉えたのだ。道長は目を見開いた。待ちに待った日が来たのだ。藤壺では女房たちが慌ただしく一条天皇を迎える準備を進めていた。宮の宣旨をはじめ、女房たちは晴れやかな表情でかいがいしく中宮・彰子の身支度を調える。

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