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タウンページの情報を活用したトレンドマイクロの特殊詐欺防止サービスとは?

マイナビニュース / 2024年10月15日 12時15分

画像提供:マイナビニュース

警察庁が発表した「令和5年における特殊詐欺の認知・検挙状況等」によれば、令和5年の特殊詐欺(注1)の認知件数は1万9,038件で前年比8.4%増、被害額は452.6億円で前年比22.0%増と、件数および被害額のいずれも増加傾向にある。

(注1)特殊詐欺とは、犯人が電話やハガキ(封書)等で親族や公共機関の職員等を名乗って被害者を信じ込ませ、現金やキャッシュカードをだまし取ったり、医療費の還付金が受け取れるなどと言ってATMを操作させ、犯人の口座に送金させたりする犯罪(現金等を脅し取る恐喝や隙を見てキャッシュカード等をすり替えて盗み取る詐欺盗(窃盗)を含む。)のこと。(警視庁のWebより引用)

被害者を欺罔(ぎもう:相手に虚偽のことを信じさせ、錯誤させる)する手段として犯行の最初に用いられたツールは、電話が77.5%と、電話による欺罔が8割近くを占めている。これまでは固定電話への架電が多かったが、最近では携帯電話への詐欺電話のケースも多数あるという。そのため、特殊詐欺の被害を防ぐには、電話による欺罔対策が重要になる。

そんな中、トレンドマイクロとNTTタウンページは7月30日、トレンドマイクロが提供するセキュリティ対策サービスとタウンページに掲載している情報を連携させることで、特殊詐欺対策を強化するスマートフォン向けのセキュリティサービス「詐欺電話ブロックサービス」の提供を発表した。そこで、両者にサービスの仕組みや提供の狙い、効果について聞いた。

安心安全を届ける「詐欺電話ブロックサービス」の仕組み

「詐欺電話ブロックサービス」は、特殊詐欺の疑いがある電話番号からの着信を自動でブロックするとともに、特殊詐欺の疑いがある電話番号に発信しようとしたときは、画面に警告メッセージを出力する機能を提供する。

さらに、警告を表示してもその番号に発信した場合は、その旨が家族にも通知される。着信履歴を見て迷惑電話だと思い、わざわざ「電話しないでほしい」と伝えるために、発信したケースもあるという。

「警告を表示しても、気づかずに発信してしまうお客様もいますので、発信があったら、サポートセンターに通知が飛ぶようになっています。サポートセンターで検知すると、お客様もしくは登録いただいた家族に安全確認の電話の連絡をします」(トレンドマイクロ コンシューママーケティング部 コンシューマプロダクトマーケティンググループ シニアスペシャリスト 荻原夕貴氏)

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