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エンタープライズIT新潮流 第35回 エンジニアのためのBlog作成の簡単アプローチ

マイナビニュース / 2024年9月30日 13時0分

この手続きの構造は、「PREP」を意識します。PREPとは、Point(ポイント)が最初にきて、そのReason(理由)とExample(例)を解説して、最後にまとめてとしてPoint(ポイント)で締める、という手法のことです。日本人が大好きな「起承転結」にはしないということです。ReasonとExampleは、設営のセクションです。

さらにBlogで大事なのは、PREPの前に魅力的な見出しと、2行で表現する全体が想像できるリード文をつくることです。これは、書籍『朝日新聞記者がMITのMBAで仕上げた 戦略的ビジネス文章術』(中央経済社 著者:野上英文)を読まれることをお勧めします。この書籍では「仮見出しでは一体何の話題かを明示している」「最も重要な話題に絞っている」「ぱっと見て話の筋が分かる短さにする」というルールを示しています。

また、リード文では読み手にとっての「メリット」、本文全体の方向性や全体感を表す「要約」、本文の索引としても働く「キーワード」としてリード文作成のヒントが提示されています。見出しは、多くのメディアの記事を見ると、時間的なことを入れると魅力が上がるようです。たとえば「3カ月で実現する」「1年で達成した」などです。

もちろん、どのようなBlogを執筆するかのテーマが読まれるBlogを作成するための肝になります。Blogの作者が言いたいことではなく、想定読者が聞きたいことをテーマにする必要があります。テーマとして業界のトレンドや業界の課題、規制、ビジネスに有効な差別化可能な機能などを検討してください。
構造化のための具体的手法

Blogの構造は、下図のような見出し・リード文から始まり、概要 / 結論が続き、それを説明する複数のセクションがあり、最後にまとめるという形になります。

そして、Blogの作成は、以下の順次で進めていくことになります。
1.テーマを決める
2.仮の概要 / 結論を作る
3.仮の見出しを決める
4.リード文を作成する
5.説明文の構造を決める
6.説明文の各セクションをライティングする
7.概要 / 結論を最終化する
8.見出しを最終化する

Blogの中では「6.説明文の各セクションをライティングする」が労力を使う部分です。でも、「5.構造を決める」のところにヒントがあります。そのヒントとは、数字で説明文をセクションに分割することです。これは見出しとも連動するのですが、以下のように、並列または直列で説明を分解するのです。ここが構造化プログラミングでの手続きになります。
•△ステップで理解する〇〇
•〇〇を実現する△つのポイント
•〇〇に対処する△つの方法
•〇〇である△つの理由
•〇〇を実現するための△つの課題

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