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「NV200バネット」にも「MYROOM」が登場! 日産お手製車中泊仕様の実力は?

マイナビニュース / 2024年10月3日 8時0分

エクステリアでまず目立つのは、キャラバンで人気を得たことから引き続いて採用されたサンドベージュ/ホワイトの2トーンカラーだ。他にブラック、ホワイト、メタリックグレーの単色も用意されるが、アウトドアらしさを重視するならこれ一択だろう。

バンパーやホイールをブラックアウトしていることも特徴だ。このあたりもキャラバンと同じ仕立てとなっている。ちなみに、日産とアライアンスを組むルノーの「カングー」では、ブラックバンパー仕様が「ツールっぽい」見た目ということで人気を博している。

外部電源入力システムも装備しているがキャラバンとは位置が違う。キャラバンは右スライドドア前に、NV200バネットは左リアコンビランプ下に付いている。

インテリアは木目調パネルとヘリンボーン柄のファブリックを使った上質な仕立てだ。メーカー製だけあって、シックなカラーコーディネートを含めたクオリティの高さが印象的だった。

後席の「2 in 1 シート」はMYROOMモデルのトピックのひとつと言える。左右2分割のシートは、フルフラットにすると背もたれだけでなく座面の傾きもない完全水平になる。さらに座面を引き起こし、背もたれを座面の位置に倒すことで対座モードにもなる。

ポイントは、前向きの移動モードと駐車中に使う対座モードで、座面と背もたれのクッションが裏返しになるところ。これにより、移動時にはほどよい硬さで乗り心地を追求し、駐車時には柔らかなソファーのような座り心地が得られる。走っているときと止まっているときで、乗る人の望みの座り心地は異なる。これを身に染みて理解している自動車メーカーならではの発想だ。この仕組み、MYROOMモデルのために新たに開発したもので、自動車業界初となる構造を持つことから特許も申請中だという。

ポータブル電源はEVのバッテリーを活用

シートの後方にある平置きベッドは「2 in 1シート」とつなげることで、長さ1,840mm、幅1,200mmのベッドが作り出せる。ひとりならゆったり、2人でもくつろげる広さだ。オプションのカーテンを取り付ければプライバシーも保てる。

一方、シートを対面モードにしたときは、平置きベッドとの間にスライドテーブルを置くことで、4~5人が向かい合って食事などをする空間を作り出せる。逆にリアゲートを開ければ、後ろ向きで景色を楽しみながらくつろぐこともできる。

ちなみに、平置きベッド下には258mmの高さを持つ空間がある。ここには日産の電気自動車「リーフ」のリユースバッテリーを活用した「ポータブルバッテリー from LEAF」のほか、買い物かごなどを収めることが可能だ。

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