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20代から高めておきたい投資・資産運用の目利き力 第119回 ビットコイン半減期の規則性-“クリプトの冬”はまた訪れるのか、常夏となるのか

マイナビニュース / 2024年10月25日 9時0分

画像提供:マイナビニュース

「人生100年時代」と言われる現代。20代でも早いうちから資産形成を進めることが求められています。一方で、どのように投資・資産運用の目利き力を磨いていけばいいのか、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

この連載では、20代の頃から仮想通貨や海外不動産などに投資をし、現在はインドネシアのバリ島でデベロッパー事業を、日本では経営戦略・戦術に関するアドバイザーも行っている中島宏明氏が、投資・資産運用にまつわる知識や実体験、ノウハウ、業界で面白い取り組みをしている人をご紹介します。

今回は前回に引き続き、マーケット・アナリストの長谷川友哉氏に「ビットコインの予測シナリオ」についてお話を伺いました。

国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。ビットバンクの公式オウンドメディア「ビットバンクプラス」内の暗号資産マーケット情報にて記事を配信中|
○2024年下半期~2025年のビットコイン予測シナリオ

――前回は主にアメリカ大統領選と暗号資産市場の関係性についてお聞きしましたが、やはりポイントはFRBの利下げになりそうでしょうか?

長谷川友哉氏(以下、長谷川氏)「相場を支える3本柱」として、ビットコインの半減期による供給減少、FRBの利下げによる需要増加、現物ビットコインETFによる資金流入円滑化の3つを挙げています。半減期は通過し、現物ビットコインETFも承認されましたが、利下げが後ろ倒しで据え置き状態です。利下げが開始されると、ビットコインにとっての好環境が完成します。そのため、仰るとおり利下げが焦点になります。

テクニカルの面から見てみますと、次の「2024年下半期の見通し:ビットコインの長期ターゲット」の図が参考になります。この取材が行われている9月初旬時点では下降やもみ合い状態ですが、ブレイクアウトで急上昇する可能性も否定はできません。

「ビットコインの半減期から550日ほどで一旦ピークに達する」という法則もあり、順当なターゲットで半減期価格(1BTC=6.5万ドル)から3倍で1BTC=19.5万ドル。ベストケースでは、200週移動平均線の回帰モデルで1BTC=34万ドルという予測もできます。現物ビットコインETF効果もあり、順当なターゲットを上回る可能性もあるでしょう。

○今回のビットコイン半減期は「ビットコインへの原点回帰」か

――いずれのシナリオでも楽しみですね。これまでのビットコイン半減期(とともに訪れるブームやバブル)を振り返ってみますと、2012年はビットコインオンリー、2016年はICOブームであり仮想通貨元年、2020年はコロナショックとweb3(NFTなどを含む)ブーム…と、ICOではさまざまな種類の暗号資産が生まれては消え、web3ブームとともにNFT銘柄やメタバース銘柄の高騰などもありました。今回の2024年の半減期は、現物ビットコインETFの承認もあり「ビットコインへの原点回帰」となるのではないかと個人的には感じています。ミームコイン銘柄やセカンドレイヤー(レイヤー2)銘柄の高騰も予測(期待?)されていますが、やはりビットコインなのではないかと。

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