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定価2億円超のモデルも! リシャール・ミルが「成功者のアイコン」になった理由

マイナビニュース / 2024年10月17日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

近年は資産としても注目される機会が増えている高級時計。ロレックスやパテック・フィリップなど、さまざまなブランドがある中、2001年創業のリシャール・ミルは、従来の超高級時計ブランドの常識を覆す"逆張り"の戦略で成功を収めています。

新興ブランドでありながら「成功者のアイコン」としてのステイタスを確立したリシャール・ミルとは、一体どのようなブランドなのでしょうか。株式会社コメ兵 商品部 時計グループの那須祐介氏に聞きました。

○成功者のアイコン、リシャール・ミルとは

――リシャール・ミルはどのような時計ブランドなのでしょうか。

最も買いやすい価格帯のモデルでも定価700万円程度の超高級時計ブランドで、「成功者のアイコン」として認知されています。

ブランドのコンセプトとして「腕時計のF1」を掲げており、その名の通り、最上の素材、最高の技術を詰め込むことに注力しています。常識を覆すような素材を使うなど、常に革新的な技術を投入しているのです。

男の夢と時計のロマンが凝縮されたといっても過言ではない本体は、軽量化・耐久性の向上を実現し、高級時計でありながらスポーツシーンでも着用を可能にしてきました。

また、PRや顧客の心をくすぐるのも上手く、2004年にはF1ドライバーのフェリペマッサ氏、2010年にはテニスプレイヤーのラファエル・ナダル氏をファミリー(アンバサダー)に迎え、競技中に着用することで、従来の高級時計では考えられなかった堅牢性・耐衝撃性をアピール。

2001年設立の新興ブランドでありながら、従来の高級時計ブランドにはなかった独自路線が人気を集め、最高峰時計ブランドの一角にまで上り詰めています。

――リシャール・ミルの時計にはどのような特徴があるのでしょうか?

リシャール・ミルは最先端の技術を取り入れて、コスト度外視で最高のものを作ることにこだわっているブランドです。そのあたりも、お金や地位はあるが、少年の心を失っていない"生涯少年"たちの心をつかんで放さない理由です。

例えば三大複雑機構といわれるトゥールビヨンを搭載したモデルは、機械式時計の弱点である精度のムラをなくしつつ、衝撃に弱いトゥールビヨンの特性をカバーするために、軽く頑丈でありながら、加工が難しいチタンを腕にフィットするように製作。F1カーでも使用されている切削加工が難しいカーボンを採用するなど、従来の高級時計の常識を覆す素材を取り入れ、軽量性と耐衝撃性を両立しています。

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