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「テラスカイの歴史はクラウドの歴史」 - 「TerraSkyDay 2024」を開催

マイナビニュース / 2024年10月4日 5時0分

佐藤氏は「DiceWorksを設立する際に、なぜマーケティングをやるのかを考えた。一般的にWebサイトやモバイルアプリ、CRM(顧客関係管理)など、別々に構築している傾向があり、そうなると連携や効率性に難がある。そのため、全体最適のマーケティングをワンストップで提供する体制の会社にした」と話す。

他方、ベンチャーキャピタル(VC)にも力を入れており、2018年にクラウド関連分野においてスタートアップ企業を中心に投資を行うハンズオン型VCのテラスカイベンチャーズを設立。同氏は「きっかけとしてはサーバーワークスさんが大きい。2013年に資本業務提携し、2019年に東証マザーズに上場した。育てて上場させていくことがマーケットへのメッセージになり、社員の方もやりがいが出て成長できると確信した」という。

2020年にテラスカイベンチャーズが運営するTSV1号投資事業有限組合の投資先であるrakumoがマザーズ市場(現・グロース市場)、2022年にはグループ会社のキットアライブが札幌証券取引所アンビシャス市場に上場、2024年8月にrakumoと同じ投資先だったオプロがグロース市場に上場した。

このように同社では、さまざまな取り組みをこれまで進めてきたが、今年4月に同社はNTTデータとの資本業務提携という大きな決断する。

同氏は「成長しており、現在でも銀行からの借り入れもないことから、お金のためではない。当社の知見を多くの企業に届けたいという想いがあるものの、当社だけでは難しい側面がある。そのため、NTTデータさんとの提携に踏み切った」と振り返る。
テラスカイと顧客接点の変革を推進するNTTデータ

そして、佐藤氏が促す形でNTTデータグループ 代表取締役社長の佐々木裕氏が登壇した。同氏は「社長に就任したタイミングでITで日本を元気しようということを掲げてきた。この10年ほどでDX(デジタルトランスフォーメーション)が進展し、企業の中のあらゆる業務にITが役立つ時代になってきた。特に、テラスカイさんと取り組みたい領域は顧客接点の変革を進めていきたいと考えている」と力を込める。

同氏によると、いかに効率的に顧客との接点を設計していくかが重要なものになっているという。そこで、同社は戦略として「お客さまのWhat=経営アジェンダを基点に変革に伴走」を軸に据えている。

佐々木氏は「ややもすると私たちITベンダーはプロダクトや箱モノ、サービスを売るが、やはり解決しなければならないのはお客さまの経営課題。お客さまの成果を実現するためには納得のいく提言が必要であり、当社はコンサルティング力の強化とともにデジタル競争力の強化を図っている。そして、提言をしたところで実装できなければ成果は出ないため優れた実装能力、エンジニアリング力を備えておく必要がある」と説く。

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