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『極悪女王』長与千種、唐田えりかの熱演に涙「髪の毛が切られていくのを見て…」 髪切りマッチへの思い語る

マイナビニュース / 2024年10月6日 17時0分

画像提供:マイナビニュース

●唐田えりかは「若い頃の自分を見ているようだった」
1980年代にカリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こしたダンプ松本の知られざる物語を描くNetflixシリーズ『極悪女王』(9月19日より世界独占配信中)。ダンプはもちろん、因縁のライバルとして数々の名勝負を繰り広げてきた長与千種らの生き様も映し出される。長与は、女優たちの肉体改造を指導し、プロレスシーンの構成も担うプロレススーパーバイザーとして本作に参加。白石和彌総監督らとともに、当時の熱狂を令和の時代に蘇らせた。SNSでも話題となっている、ダンプとの伝説の髪切りデスマッチも描かれており、長与は撮影を見守る中で自身を投影し、涙したという。長与にインタビューし、現場で感じた思いやプロレスへの思い、そして宿敵・ダンプへの思いなど話を聞いた。

16日間連続で日本の「今日のTOP10(シリーズ)」において1位を獲得し、さらには「Netflix週間TOP10(シリーズ)」でも2週連続1位を獲得している本作で、様々な代償や葛藤を抱えながら最恐ヒールに成り上がっていくダンプ松本を演じたのはゆりやんレトリィバァ。クラッシュ・ギャルズを結成し国民的アイドルレスラーへと駆け上がる長与千種とライオネス飛鳥を、唐田えりかと剛力彩芽がそれぞれ演じた。プロレスラー役はすべてオーディションで決定。約2年間にわたる肉体改造とプロレス練習によって当時のレスラーになりきり、プロレスシーンも見事に再現した。

ダンプの当時は戦いっぷりはヒールそのもの。鎖や竹刀、フォークといった凶器を使い、流血沙汰に発展する試合が繰り広げられ、本作でも目を覆いたくなるような戦いが再現されている。作品ではもちろん、血のりなど技術を用いて表現しているが、当時はリアルな血が流れていたわけで、本作を見てその過激さに衝撃を受けた人も多いかもしれない。

長与は「いっぱい傷はありますよ」と笑うと、「覚悟はありました」と当時を振り返る。

「ダンプ松本と長与千種は本当に2人で落ちこぼれていて、試合がないとお金が入らない。食べるものにも困っていて、いつも腹を空かせていた2人だったので、それが対角になった時に初めてお互いをしっかりと意識したし、お互い『お前には絶対負けない』と本気で思っていたし、倒れて起きてこない時に『お前ってそんなもんかよ』と言ったこともあるし言われたこともあるし。苦楽を共にしていたからこそ、『自分が知っているお前はそんなんじゃねえだろ。もっと来るだろ』という思いがありました」

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