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『極悪女王』長与千種、唐田えりかの熱演に涙「髪の毛が切られていくのを見て…」 髪切りマッチへの思い語る

マイナビニュース / 2024年10月6日 17時0分

髪切りマッチも忠実に再現し、ダンプや長与の生き様が映し出されている本作。自分がドラマとして描かれることに、長与は「本当に不思議な感じがしています」と率直な心境を吐露しつつ、「どこまでやればいいのかなという不安は最初ありましたが、それ以上の答えを返してくれた女前の演者さんたちに、ありがとうという気持ちです」と感謝の思いを口にした。

●プロレスは「唯一自分を評価してくれた場所」 ダンプ松本への思いも

改めて「長与さんにとってプロレスとは?」と尋ねると、「唯一自分を評価してくれた場所」と答え、「自分が強くもなれたし、強がることも教えてもらった。上に行けば行くだけ、トップの重さも教えてもらったし、看板になると逆に自分の意見はなかなか通らず、どうあるべきかというのを叩き込まれて」とプロレス人生を回顧。

続けて、「今で言うと“推し活”という言葉になると思いますが、自分がやってきたことは、1980年代の女の子たちと一緒に作り出したドラマだと思っているので、少なくともその子たちが『明日頑張ろう』と思える、ちょっとした人にはなれたのかなと。だから強がれたし、本当に感謝しています」とファンへの思いも語った。

先日行われた本作のイベントで、ダンプと長与がガッツリと手を取り合ってプロレスファンの声援に応える胸アツな場面もあったが、長与はダンプのことを「唯一の敵役」と表現する。

「ライオネス飛鳥のことを『唯一無二の相方』と呼んでいて、今でもそうですが、彼女じゃないとダメ、彼女がいい。ダンプ松本については、唯一の敵役だったかなと。お金がない時に、2人で米だけを食べてキャッキャ笑って、『お腹すいたよね』と話して。巡業に呼ばれず、一緒に道場にいることが多くて、そんな頃のこともわかっているからこそ、何でも言える関係になれたのかなと。今でも『あんたさ~』とか文句も言いますから(笑)」

現在、女子プロレス団体Marvelousを率いている長与。「飢えた目の女子レスラーたちを育成したい」と、今後も女子プロレスラーの育成に力を入れていきたいと考えている。

ダンプと長与の物語のように、今後も女子プロレス界ではさまざまなドラマが生まれていく。

長与は「普通の女の子がリングに立つまでには、大変な努力をしないといけない。そして、いろいろな思いを抱えてデビューに向かっていくので、一人ひとりにストーリーがあるんです。これからもいろいろなドラマが生まれていけばいいなと思いますし、一歩踏み出せず悩んでいる子や心を痛めている子たちに、ちょっと頑張ろうと思わせる選手になってくれればいいなと思います」と熱く語ってくれた。

■長与千種
1964年12月8日生まれ、長崎県出身。1980年に全日本女子プロレス興業(全女)でデビューし、1983年にライオネス飛鳥とクラッシュ・ギャルズを結成。男子プロレスの格闘技要素も取り入れて、空前の女子プロブームを巻き起こす。ヒール軍団・極悪同盟との死闘でファンを熱狂させたが、1989年に最初の引退。つかこうへい作・監督、演出工藤栄一の作品の主演映画『リング・リング・リング 涙のチャンピオンベルト』のプロモーションを兼ねて1993年、全女の創立25周年記念大会に特別出場。同年11月、JWPマットでフリーとして正式復帰。1994年にGAEA JAPANを設立し、看板選手として新人育成にも尽力し脅威の新人を輩出した。2005年に解散・引退。2016年にMarvelousを設立し、代表と運営、さらにプロデューサーとして活躍している。
(酒井青子)



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