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『極悪女王』長与千種、唐田えりかの熱演に涙「髪の毛が切られていくのを見て…」 髪切りマッチへの思い語る

マイナビニュース / 2024年10月6日 17時0分

衝撃的なプロレスシーンもキャスト陣がほぼ吹き替えなしで演じた本作。長与は「99.9%そうです。あと0.1%は何かと言うと、高難度の技を引いて全体を撮ったとき。それ以外、ほとんど彼女たちがやっていて、プロレスでここまでのドラマは初めてだと思います」と太鼓判を押す。

自身を演じた唐田については「目がとてもいい。目で十分に語れる人」「めちゃくちゃプロとしての根性を持っている人」と魅力を語る。

唐田が演じたのは長与自身だからこそ、当時の感情を唐田にしっかり伝えてアドバイスしたという。本人の言葉も参考に、見事に長与になりきった唐田。長与は「若い頃の自分を見ているようだった」と称える。

また、「役者さんそれぞれ、変わりたい人たちなんだと思います」と言い、彼女たちの覚悟を現場で感じたという。

「変わるために、1回自分を本気で厳しいところに置いて頑張ろうと。それがちゃんとこの作品で報われたと思います。あまりにもいい目をして戦うので、彼女たちがリングに上がるたびに泣けてきちゃって。いろいろなものを背負って、このドラマで何か変わりたい、殻を一皮も二皮もむきたい、そういう思いをひしひしと感じて感動しました。チャンスは待っていても来ない。自分で作るしかないと自分も当時思っていましたが、彼女たちはこれでつかんだと思います」

●髪切りマッチがやっと自分の中で完結「ありがとうという気持ち」

1985年に大阪城ホールで行われたダンプと長与による伝説の髪切りデスマッチも描かれているが、長与は「髪を切られている時は、会場にいる女の子たちの泣き声しか聞こえなかったです」と当時を振り返る。

本作で唐田も丸刈りに。長与は自身を投影し涙が出たそうで、「髪切りマッチがやっと自分の中で終わった」と感じたという。

「かっこよかったよ、唐田えりか。かっこよかったし、見ていて自分をアーカイブできた感じがしました。目の前で髪の毛が切られていくのを見ていた時に、自分を投影してしまって、髪切りマッチに関して初めて泣けて。何十年と時間がかかったけど、やっと泣けて自分の中で完結し、ありがとうという気持ちです」

約40年経ってようやく自身の中で消化できたという髪切りマッチは、長与にとってどのようなものになっているのだろうか。

「あれをやるために自分は生まれてきたのだと思います。その後もプロレスに携わって、今はプロレスの選手を育成していますが、それもこれも髪切りマッチがなければできなかったことなので。髪切りマッチのおかげで今がある。あれをやるために自分は生まれてきて、あれをやるために自分はプロレスの道を選んだのだと思います」

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