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10年前のPCから技術はどう進歩した? 実家のIvy Bridge搭載PCをIntel N100搭載ミニPCに買い替えた

マイナビニュース / 2024年10月10日 10時11分

今回のIvy Bridgeの場合についてみてみると、Windows 11のシステム要件として定義されている、セキュリティ機能である「TPM 2.0 (Trusted Platform Module)」に非対応であることから、サポート外であることがわかります。

つまるところ「Ivy Bridgeを含め、第7世代CPU搭載のPCを使っている人はWindows 10を使い続けるしかない」のですが、ここで注意したいのがWindows 10のサポート期限です。

現在、Microsoftから発表されているWindows 10のサポート期限は2025年の10月14日。この日以降、一般ユーザーはWindows Updateを介したソフトウェア更新プログラムや、有償テクニカルサポートはMicrosoftから提供されなくなります。

もちろんセキュリティ修正プログラムもこの例外ではないため、2025年10月以降に新しい脆弱性が見つかったとしても、その脆弱性が残り続けてしまいます。つまり、インターネットに接続しない状態で使用する場合をのぞいては、PCを使うリスクが大幅に増加してしまうわけです。
○省電力性能の高さが注目されている『Intel N100』とは?

買い替え先に悩んでいる方も多いと思いますが、今回筆者が選んだのは『Intel N100』CPUを搭載したPCです。

Intel N100は「Alder Lake-N」というコードネームの付けられているIntelのエントリー向けCPU。第12世代Core「Alder Lake-S」のうち「Eコア」のみを搭載しています。Alder Lake-S自体が高性能な「Pコア」と高効率な「Eコア」を組み合わせたアーキテクチャとなっていて、「Eコア」のみを採用したIntel N100は「省電力で使える」CPUというわけです。

具体的にどれくらい省電力なのかというと、このCPUは発熱量やおおまかな消費電力の指標になるTDP (Thermal Design Power) がわずか6W。同じAlder Lake-Sシリーズでの下位モデルにあたる「Core i3-12100」のPBPが60Wであることを考えると、およそ10分の1の消費電力で使用できるCPUというわけです。

(筆者注:Intel Coreは、第12世代からTDPに代わって「PBP (Processor Based Power)」と呼ばれています。)

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