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10年前のPCから技術はどう進歩した? 実家のIvy Bridge搭載PCをIntel N100搭載ミニPCに買い替えた

マイナビニュース / 2024年10月10日 10時11分

本体裏のゴムキャップを取り外してからネジを外すと、フタを外して内部にアクセスできます。

メモリはオンボード(基盤に備え付け)なので換装はできませんが、ストレージはM.2 2280なので換装は簡単。SATAケーブルの配線も済んでいるため、必要に応じて2.5インチSSD/HDDを1つ増設可能です。2.5インチストレージはフタにネジ止めできるので、安全性も高い印象でした。

○旧デスクトップPCと入れ替え!注目のベンチマークスコアは?

初期セットアップを済ませたところで、さっそく実家のPCデスクにUN100Lを設置してみました。これまで使っていたデスクトップPCとは比べるまでもなくコンパクトで、デスクの上に置いても全く邪魔になりません。このとき初めてこのPCを見た父は「本当にPCなのか?」とびっくりした様子でした。

PCを置き換えたところで、多くの方が気になるであろう「実際にどれくらいパフォーマンスが変わるのか」という疑問を、ベンチマークソフトを使用したスコア測定を通して解消してきましょう。

比較するのは新旧のデスクトップPCで、スコア計測には総合的なパフォーマンスを計測するPCMark10 Extendを使用しています。スコア測定に影響しうる部分の両PCのスペックを下記にまとめました。

注目のスコアはというと、総合スコアはIvy Bridge世代のCPUを搭載したXPS 8500が2,827、Intel N100を搭載したUN100Lが3,153と、意外にも大きな差があるわけではありませんでした。

HDDとSSDというストレージ性能の違いが影響している可能性のある「App Start-up Score」を除けば両PCともにスコアは肉薄していて、ジャンルによってはIvy Bridge世代のほうが高いスコアを示しているものもあります。

ただし、このスコアだけを見て「パフォーマンスはほとんど変わらない」と考えるのはまだ早く、Intel N100についてのパートで触れた「TDP」も見ながらスコアを比較する必要があります。

今回買い替え元のPCとして比較対象にしている「Intel Core i7-3770」のTDPは77W、対して「Intel N100」のTDPは6Wと、公称値上だけでも70W近い差があることが分かります。

もちろんこれらは公称値のため、実際の使用環境によって消費電力は多少変化しますが、XPS 8500が大型の電源を搭載していることなどを加味すると、やはり両者の消費電力の差は大きいといえます。

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