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上位モデルと変わらない没入感! 4万円台で買える「Meta Quest 3S」体験レポート

マイナビニュース / 2024年10月7日 19時15分

Meta Questシリーズのデバイスとコンテンツは、それぞれが両輪となって着実に進化を遂げてきました。「Meta Quest 3Sは、発売時点ですでにさまざまなコンテンツが楽しめるデバイス」なのだと、メタバースコンテンツ部門のディレクターであるアナンド・ダス氏は強調します。

「イマーシブな空間の中でゲームを遊ぶだけでなく、楽器を弾いたり、バーチャルペットを飼ったり、習い事やスポーツが楽しめるような革新的なアプリやエンターテインメントが続々と増えている。フィットネスジムのアプリも好例のひとつだ」(ダス氏)

最近の傾向としては、エンターテインメント系やソーシャルコミュニケーション系を中心に、もともとはスマホなどモバイル向けの2D対応アプリが続々とMeta Horizon Storeに追加されているそうです。背景にある理由として、ますます拡大するMeta Questシリーズ周辺のエコシステムにデベロッパが関心を向けるようになったことと、メタが2D対応アプリからの移植ツール「Meta Quest Spatial SDK」をデベロッパ向けに提供開始したことなどをダス氏は挙げています。

デベロッパの内訳も、個人からスタートアップ、大規模な企業まで多様性に富んでおり、特にビジネスプラットフォームが成長し安定してきたことで、大企業の参入が加速しているようです。今後も、Meta Questストアに魅力的なコンテンツがますます増えることが期待できると思います。
Meta QuestとMeta AIの融合も図る

米国では、メタが独自に開発するデジタルアシスタント「Meta AI」が発表され、自社のSNSコミュニケーションアプリに組み込まれる形で提供を開始しています。

将来、Meta Questシリーズをはじめとするメタのデバイスに、Meta AIはどのような形で組み込まれていくのでしょうか。ダグラス氏は「現時点で具体的なことは言えない」としながら、将来に向けた2つの可能性について言及しました。

「ひとつは、音声でMeta AIを操作しながら、きょうの天気やおすすめのゲームコンテンツなどさまざまな情報をユーザーに伝えること。もうひとつは、マルチモーダル対応により、Meta Questシリーズに内蔵するカメラが捉えた映像に対して、ユーザーが『これは何?』と質問するとMeta AIが答えてくれるようなアシスタント機能を実現すること。メタのハードウェアには、スマートグラスのRay-Ban Metaもある。それぞれのデバイスに最適化した、ユーザーに最も役に立つAIアシスタントを育てたい」(ダグラス氏)

メタによる「5万円を切るヘッドセット」はデバイスの本体だけでなく、楽しめるコンテンツも充実しています。筆者も、イマーシブ体験の入門機としておすすめしたいと思います。

著者 : 山本敦 やまもとあつし ジャーナリスト兼ライター。オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。独ベルリンで開催されるエレクトロニクスショー「IFA」を毎年取材してきたことから、特に欧州のスマート家電やIoT関連の最新事情に精通。オーディオ・ビジュアル分野にも造詣が深く、ハイレゾから音楽配信、4KやVODまで幅広くカバー。堪能な英語と仏語を生かし、国内から海外までイベントの取材、開発者へのインタビューを数多くこなす。 この著者の記事一覧はこちら
(山本敦)



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