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吉川明日論の半導体放談 第315回 IPOという大きな夢に前進するCerebras社

マイナビニュース / 2024年10月8日 7時5分

時代は変わって、サーバー市場はNVIDIAのAIプロセッサが牛耳る現状である。

WSE技術という斬新なアイディアで市場に切り込むCerebras社の今年上半期の売り上げは200億円程度で、まだ赤字が続くが、赤字幅は減少している。その事業規模は巨人NVIDIAとは比べるべくもないが、2015年の創業以来、技術改良を継続しデータフロー型の超並列マシンをワンチップで実現するという斬新な技術を商用化した技術陣の情熱には脱帽である。Cerebras社を財務的に支えるのがUAE、アブダビのG42という技術支援グループであるのも興味深い。他の出資者としてOpen AIのCEO、サム・アルトマン、以前Sun Microsystems社(現在はOracle社傘下)のCTOであったアンディー・ベクトルシャイム、以前AMDのCTOだったフレッド・ウェバー、最近Intelの取締役を退任したリ・ブ・タンなどの有名人が名を連ねる。

今後のCerebras社の動きは注意深く見ていく必要がありそうだ。

吉川明日論 よしかわあすろん 1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Devices)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。その後も半導体業界で勤務したが、2016年に還暦を機に引退を決意し、一線から退いた。 この著者の記事一覧はこちら
(吉川明日論)



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