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アクションカメラの盟主が変わる DJI「Osmo Action 5 Pro」レビュー

マイナビニュース / 2024年10月10日 18時0分

画像提供:マイナビニュース

ジンバルカメラ「Osmo Pocket 3」が幅広い層にヒットしているDJIが、アクションカメラの新製品「Osmo Action 5 Pro」を発売しました。使ってみると、最新スマホでも苦手とする夜景など低照度のシーンや明暗差の大きなシーンも手間なくきれいに撮れ、画質にまず満足。縦長の自撮り動画の撮影がスマートにできるだけでなく、人物が動いても中央に据えた縦動画に仕上げるトラッキング機能も秀逸。ワイヤレス接続のDJI Mic 2との連携で話し声もクリアに収録できました。残暑の屋外で4K動画を長回ししても止まることなく動作し、バッテリーもよく持つうえ15分の充電で2時間撮影できる急速充電も備えます。GoProの弱点を研究し尽くして仕上げたような内容で、価格も安くコスパも上々。スマホと一緒に持ち歩いてスマホ以上にきれいに映像や音声が記録でき、高画質な自撮りも楽しめる便利な超小型カメラとして、アクションカメラの定番が変わると感じました。

【画質】夜間など暗いシーンの画質に目を見張る

アクションカメラ(アクションカム)の市場を開拓し、アクションカメラの代名詞となったGoPro。6~7年ほど前には「#GoProのある生活」というハッシュタグを付けて投稿するのがInstagramで流行るなど、ブランドが一般層にも広く浸透。テレビ番組のロケでもよく使われるなど、放送業界でも評価を獲得しました。

しかし、ブランドの強さとは対照的に、ここ3~4年のGoProはいまひとつパッとしなかったのが事実。センサーサイズの小ささによる画質の低さや撮影時の安定性などが指摘されていたにもかかわらず、HEROシリーズのアクションカメラはモデルチェンジしても改良が最小限にとどまり、「変わり映えしない」と批判を浴びることも。多くの人になじみの薄いスキーやダイビング、モータースポーツなど動きの激しいアクティビティの撮影にフォーカスしすぎて、ニーズの増す自撮りやVlog、縦動画などへの対応が二の次になったこともユーザー離れを招いたといえます。

そのようなGoProの停滞を横目に、アクションカメラの分野で攻勢を強めていったのがDJIやInsta360などの中国メーカー勢です。DJIが今回投入した「Osmo Action 5 Pro」は、初のProの名称を加えただけあって、プロも納得して使える品質や機能、安定性に仕上げてきたと実感できました。

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