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『海のはじまり』夏ドラマ最終回注目度1位 『ブラックペアン2』『スカイキャッスル』が続く=画面注視データを分析

マイナビニュース / 2024年10月11日 6時0分

興味深いのは、放送から1か月近くが経った今でも、「ロス感が続いている」というSNSの声が見られること。これは、作品の質の高さと感動の深さを示している。「続編が待ち遠しい」「天城先生の死が受け入れられない」といった声も多く見られ、視聴者の強い感情移入がうかがえる。

医療の現場を舞台に、人間ドラマと高度な医療技術を融合させた『ブラックペアン シーズン2』は、視聴者の高い支持を得た。本作の成功は、医療ドラマの新たな可能性を示唆している。今後も、専門的な要素と緊張感ある展開を織り交ぜたストーリー構成が、ドラマ制作のトレンドになる可能性がある。『ブラックペアン』シリーズの今後の展開に、引き続き注目が集まりそうだ。

●豪華キャストの丁寧な演技が視聴者をくぎ付けに
3位は『スカイキャッスル』(テレビ朝日)で、個人全体注目度66.0%。韓国の大ヒットドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』を原作とした、豪華キャストによる日韓共同プロジェクトで、松下奈緒が主演し、木村文乃、比嘉愛未、高橋メアリージュン、小雪らが共演することで話題となった。特に女性視聴者の注目度が70.7%と非常に高く、女性ランキングで2位を記録。セレブ妻たちの”ドロ沼マウントバトル”や家族の葛藤が、女性視聴者の興味を惹きつけたと考えられる。

このドラマの魅力は、登場人物たちの優雅なたたずまいとは裏腹な、燃えたぎる野心と隠された秘密。高級住宅地「スカイキャッスル」で美しきセレブ妻たちが、夫の出世や子供たちの受験競争を巡って壮絶な戦いを繰り広げる。特に、松下演じる浅見紗英が抱える内面の葛藤と、木村演じる南沢泉の息子を守るための母親としての強い意志が見どころだ。

物語の最終回では、山田未久(田牧そら)の落下死亡事件の真相が明かされ、真の黒幕が小雪演じる受験コーディネーター・九条彩香であることが判明。SNSでも「まさかの(九条の)秘書が犯人だった!」といった驚きの声が多数寄せられた。さらに、セレブ妻たちのドロ沼マウントバトルの背景には、表面上の華やかさと裏に潜む嫉妬や欲望が絶妙に絡み合っており、視聴者の心を捉えた。

最終回のハイライトは、九条が手錠をかけられて連行されるシーンで、南沢青葉(坂元愛登)とすれ違う際の九条の「意味深な笑み」。これに対し、SNSでは「青葉と九条の関係に何か秘密があるのでは?」といった多くの憶測が飛び交った。このような謎めいた演出が最後まで視聴者を惹きつける要因となった。

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