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『海のはじまり』夏ドラマ最終回注目度1位 『ブラックペアン2』『スカイキャッスル』が続く=画面注視データを分析

マイナビニュース / 2024年10月11日 6時0分

また最後にはセレブ家族たちが自分たちの行動を反省し、改心していく姿が描かれ、物語はクライマックスを迎える。松下の芯の強い演技や、比嘉演じる二階堂杏子の母親としての葛藤が印象的で、豪華キャストによる丁寧な演技が視聴者をくぎ付けにし続けた。

一方で、韓国版と比較して「日本版は展開が少し早すぎる」「本家のドロドロ感が少ない」という意見もあった。韓国版が全16話でじっくりと描かれたのに対し、日本版は9話という短い構成であり、ストーリー展開がやや駆け足に感じられる部分もあったようだ。しかし、その分テンポが良く、視聴者を飽きさせないスピーディな展開が好評だったという声もある。

世帯視聴率では5.5%と全体的なランキングでは控えめだったが、SNSでの反響や見逃し配信の再生回数は第8話までで2,000万回と非常に高く、多くの視聴者がこのドラマに注目していたことがうかがえる。セレブ妻たちのドロ沼マウントバトルを中心に展開されたサスペンスと家族愛の物語は、視聴者にとって強く印象に残る作品となった。

●初回放送トップ3はいずれも5位以下に後退
今回のランキングでは、トップ3すべてが初回放送から大きく順位を上げ、逆に初回放送のトップ3はいずれも5位以下に後退。初回と最終回で、注目度に大きなギャップが生じる結果となった。

また、初回放送ランキングの全番組平均注目度(個人全体)が64.7%だったのに対し、最終回の全番組平均は62.8%と約2ポイント下落。最終回の平均世帯視聴率も10%を超えた番組はゼロとなり、全体的に低調だったという印象は否めない。

これには、夏のオリンピック中継が影響した可能性がある。一部ドラマで放送休止が発生したり、リアルタイムでオリンピック中継を見ることを優先させたりした視聴者も多かったことだろう。視聴習慣が途切れたことで、ドラマから視聴者が離れてしまったことが一因と考えられる。

とはいえ、1位の『海のはじまり』は、初回放送と比較して視聴率・注目度ともに上昇し、TVer再生数の歴代最高記録の更新でも話題になるなど、視聴者を惹きつけたヒット作も生まれている。

○『しょせん他人事ですから』『マル秘の密子さん』も上昇

トップ3以外の作品では、男性ランキングで初回と最終回で1位を獲得した『しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~』(テレビ東京)も、視聴質という観点から興味深い作品だ。男性の注目度とは対照的に女性では15位と大きな開きがあり、全体では11位という結果に落ち着いた。何がこれほどまでに男性層の支持を集めたのだろうか。

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