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Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第23回 Webページからデータを取得する方法

マイナビニュース / 2024年10月15日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

今回は、Webページに掲載されている「表」からデータを取得する方法を紹介していこう。見た目が表形式になっているデータはもちろん、リストのようなデータも「Power Query エディター」に取得することが可能だ。Webページの更新にあわせて、Excelに取り込んだデータを最新状態に更新できることもパワークエリならではの利点といえる。

Webページからデータを取得する手順

ここでは、気象庁が公開している「過去の気象データ」をExcelに取り込む場合を例に、具体的な操作手順を紹介していく。まずは、取得したいデータ表が掲載されているWebページをブラウザに表示する。

以下の図は、2024年8月における東京の「日ごとの値」を表示したものだ。「気圧・降水量」と「気温・蒸気圧・湿度」の詳細データを表示するように指定している。ちなみに、この記事を執筆したのは8月15日で、その前日となる8月14日までのデータがWebページに掲載されている。8月15日以降は未来のデータになるため、現時点では空白になっている。

パワークエリを使って、このデータ表をExcelに取り込んでみよう。WebページのURLを選択し、「Ctrl」+「C」キーを押してURLをコピーする。

続いて、Excelを起動し、「データ」タブにある「Webから」をクリックする。

すると、以下の図のような画面が表示される。ここに先ほどコピーしたURLを「Ctrl」+「V」キーで貼り付けて「OK」ボタンをクリックする。

続いて、Webへのアクセス方法に関する確認画面が表示される。通常は「匿名」のまま「接続」ボタンをクリックすればよい。

このような画面が表示され、画面左側に「取得可能なデータ表」が一覧表示される。この中から「実際に取得するデータ表」を選択すると、そのプレビューが画面右側に表示される。これを確認してから「データの変換」ボタンをクリックする。

「Power Query エディター」が起動し、選択した表からデータが取得される。ただし、必ずしも適切な形でデータが取得されるとは限らない。

前回の連載で紹介した「PDFからデータを取得する場合」と同様に、このデータを利用するには、データ表を適切な形に整理してあげる必要がある。
取得したデータ表の整理

「データ取得元のWebページ」と「実際に取得されたデータ」を見比べながら、データ表を整理していこう。今回の例では、表の“見出し”が最大で4つに階層化されている。

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