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【TGS2024】講談社ゲームクリエイターズラボで『違う星のぼくら』と『ダレとカレも』を先行プレイ

マイナビニュース / 2024年10月14日 15時54分

次に、氏名を入力する画面が表示された。マウス操作だけで、どうやって名前を入力すればいいのだろうと考えながら、とりあえず真ん中にある丸いボタンをクリックしてみる。すると、画面全体にノイズが入り、入力フォームやテキストがぐにゃりと歪みはじめた。

その後も質問と選択肢が噛み合わない支離滅裂な内容が続き、ホラーゲームのような展開に緊張感が高まる。しかし、プレイヤーができることは、ただ白い丸ボタンをクリックするのみだ。連続してクリックをしているうちに画面がひび割れる演出が入り、少女が目覚めるシーンへと切り替わった。

ベッドから起き上がった少女は、朝の身支度をはじめる。画面には、洗面台の画とあわせて4つの丸いボタンが表示された。試しにそのうちのひとつをクリックしてみると、少女が歯ブラシを握りしめた。また別のボタンをクリックしてみると、今度は歯ブラシの上に歯磨き粉を乗せる。どうやら4つのボタンにはそれぞれ異なるアクションが設定されていて、歯を磨くためには正しい順番でボタンをクリックしていく必要があるらしい。

テキストでの説明が一切ないので、プレイヤーはあれこれとクリックして試しながらゲームを進めていくことになる。「このボタンを押すと何が起こるのだろうか」というワクワク感と、パズルのようにアクションを組み合わせて正解を導く謎解き要素に、気がつけば夢中になっていた。

直感的な操作でプレイヤーを誘導するゲームの作りにも驚かされたが、同じくらい驚きだったのがストーリーだ。

身支度を済ませた少女がリビングルームに行くと、お父さんがいなくなり、代わりに見知らぬおじさんがソファで眠っていた。少女は慌てて911通報を試みるも、おじさんに阻止されてしまう。挙句、そのおじさんは名乗りもしないまま少女に食事をするよう命じてくる。

通報や食事をする場面でも、クリック操作でさまざまなアクションが求められる。しかし、おじさんへの不信感と恐怖からか、先ほどまでとは打って変わって楽しさよりも焦りの方が強くなった。

クリック1つの気持ち良い操作感の裏側で、不気味に進行していくストーリー。この新感覚のプレイ体験は、筆者の胸に深く刻まれた。体験版では、再び少女が眠りにつくところまでが描かれており、おじさんが何者なのか、少女とどういった関係なのかは全くわからないまま終わる。製品版での次なる展開に期待感が高まった。
(日比佳代子)



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