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Lunar Lakeは省電力でも高性能! 仕事もAIもゲームも大幅強化な「Core Ultra 7 258V」搭載ノートを試す(前編)

マイナビニュース / 2024年10月22日 16時47分

画像提供:マイナビニュース

2024年9月24日にグローバルで発売がスタートしたIntelの最新最新モバイル向けSoC「Core Ultraシリーズ2」。コードネームの「Lunar Lake」や「Core Ultra 200Vシリーズ」とも呼ばれるSoCだが、今回は上位モデル「Core Ultra 7 256V」を搭載するASUSのノートPC「Zenbook S 14 UX5406SA」を使用する機会を得た。前世代との比較も含めて全2回に分けてお届けするが、まずはCore Ultra 7 258Vの基本性能をチェックしていく。

まずは、「Core Ultraシリーズ2」について触れておこう。Pコア(Lion Cove)×4とEコア(Skymont)×4という構成のCPU、Microsoft「Copilot+ PC」の要件を満たす最大48TOPSのNPU、最新のXe2アーキテクチャを採用するGPUを組み合わせたSoCだ。詳しい解説を知りたい人は「Lunar Lake正式発表! Core Ultra 200Vシリーズのラインナップを早速チェック」も合わせてチェックしてほしい。ラインナップは以下の通りだ。

CPUで特徴的なのは、すべてPコアが4基とEコアが4基で合計8コア8スレッド構成であること。PコアのLion CoveアーキテクチャはL0キャッシュの新設や並列処理の強化。1コアで2スレッド処理するハイパースレッディングの廃止などが行われた。EコアのSkymontアーキテクチャは前世代にあった超省電力のLP Eコアの役割を統合、分岐予測を強化など省電力性と性能の両面を大きく向上させている。

また、メインメモリはSoCに統合されている。16GBと32GBが用意されており、後からの増設は行えない。メモリ容量が固定化されてしまうのが弱点だが、CPUとの接続ラインが非常に短くなるため、メモリの省電力化と高速化を実現。基板の小型化にも貢献できると、メリットも多い。

GPUには、Battlemage世代の「Xe2」アーキテクチャを採用する「Arc 140V」を内蔵。AI機能を持つXMXエンジンを搭載、8基のレイトレーシングユニットを備え、前世代の内蔵GPUから1.5倍もの性能向上を果たしている。多くのゲームがプレイできるのでは、と期待が高まるところだ。

AI特化プロセッサの「NPU」は第4世代に進化。前世代の第3世代NPUは10TOPSだったのに対し、最大48TOPSまで大幅に向上している(Core Ultra 7 258Vは47TOPS)。Copilot+ PCの要件を満たしており、NPU対応アプリも増加しているため、今後活躍する機会は増えていくだろう。

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