1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「ゲリラ雷雨」今夏は少なかった? 発生回数と特徴は

マイナビニュース / 2024年10月29日 9時5分

8月、9月は前線の通過や台風または熱帯低気圧の接近によって暖かく湿った空気の影響を受けやすく、ゲリラ雷雨が発生した。市街地でも激しい雷雨となり、道路冠水や落雷などの被害があった。ただ、高気圧の勢力が強かったため積乱雲の発達が抑えられ、全体の発生回数としては昨年を下回った。

7月に発表した「ゲリラ雷雨2024」では、発生回数は全国でおよそ87,000回、ピークは8月中旬と予想していたが、高気圧の勢力が強く積乱雲の発達が抑えられ、一時的に高気圧が弱まったタイミングや高気圧縁辺の暖かく湿った空気が流れ込んだタイミングでゲリラ雷雨が発生したため、当初の予想より少なくなったと考えられる。ただ、1回1回のゲリラ雷雨のインパクトは大きく、組織化した積乱雲が激しい雨を降らせ、都心ではマンホールの蓋が吹き飛ぶなどの被害があった。また、雷回数は関東甲信で503,620回で昨年比1.4倍、東京都では60,741回で昨年比3.9倍、埼玉県では111,274回で昨年比4.1倍と、今年は雷が多かったのが特徴。

○4人に3人がゲリラ雷雨に遭遇

9月28日~10月10日にスマホアプリ「ウェザーニュース」を通じ、2024年のゲリラ雷雨を振り返る質問を行ったところ、全国16,100人からの回答が集まった。

「この夏、ゲリラ雷雨に遭遇した?(屋内で降られた場合も含む)」と質問したところ、「遭遇した」と回答した人は72.0%と、昨年(75.7%)と同程度で、約4人に3人の方がゲリラ雷雨に遭遇した結果になった。遭遇率が最も高くなったのは、群馬県で89.1%だった。

ゲリラ雷雨の印象について「この夏、ゲリラ雷雨は多かった? 少なかった?」と質問したところ、ほとんどの地域で「少なかった」が多数派となる中、関東など東日本では「多かった」が多数派だった。今年の発生数は西日本や北日本では昨年より少なかった一方、東日本では昨年並みだったことに加え、市街地での発生が多かったことからゲリラ雷雨の印象に地域差が生じたと考えられる。

○2人に1人以上がゲリラ雷雨の被害、埼玉・栃木・群馬で落雷による被害が顕著

「ゲリラ雷雨に遭遇した」と回答した人に、「ゲリラ雷雨で起きた被害は?」と質問したところ、半数以上(50.5%)が何かしらの被害にあったと回答した。具体的な被害の内容を複数回答で質問したところ、一番多かったのが「交通機関に影響」で29.6%、その次に「道路冠水」が24.0%という結果になった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください