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電気の「Gクラス」は工夫満載! メルセデスのプロダクトマネージャーに聞く

マイナビニュース / 2024年10月25日 8時0分

画像提供:マイナビニュース

メルセデス・ベンツ「Gクラス」の電気自動車(EV)バージョン「G580 with EQ Technology Edition 1」が日本で発売となった。EV化で新たに追加となった機能は? EV化の宿命「重量増」で問題は? オフロードを走ってバッテリーの安全性は大丈夫? メルセデス・ベンツグループでGクラスのプロダクトマネージャーを務めるトニ・メンテルさんに聞いてきた。

オフロード走破にカメラの最新技術活用

メルセデス・ベンツは2024年10月23日、日本でGクラスのEVバージョン「G580 with EQ Technology Edition 1」を発売した。特別仕様車の「Edition 1」(エディション1)は期間限定で注文を受け付けるそうだが、そのうちカタログモデルが入ってくるようだ。

見た感じはディーゼルエンジン搭載モデル「G450d」とほとんど変わらないG580だが、中身はけっこう変わっている。オフロードの走破性にも関わる変更点としてメンテルさんが最初に言及したのは4つのカメラだ。フロントのナンバープレート下、両サイドのドアミラー下部、リアの車体下部に装着している。これらのカメラを使うことにより、例えばボンネットの下を透視するような映像を車内で確認することが可能となる。

リアのカメラは位置が変わっている。エンジン車よりも後方にせり出した場所に移動したため、泥が跳ねたりすると汚れやすい位置になってしまったのだが、その対策として、G580はカメラのすぐ横にカメラ洗浄用の機構を搭載している。リアワイパーを作動させると自動的にノズルが飛び出し、カメラのレンズに洗浄液を吹きかける仕組みだ。

電動化してもV8サウンドは健在?

電動化でエンジン音がなくなるのは寂しいと考える人もいそうだが、G580にはGクラスのアイコニックなサウンドを楽しむための工夫が施されているとのこと。そのひとつがエンジンルーム内にある「サウンドバー」だ。G580は電源を入れると(エンジンをかけると、と言いたいのだがエンジンが載っていないので)、ちょっと宇宙的な「フワーン」といった感じの音が鳴る(メンテルさんは「オーラ」と呼んでいた)。この音はサウンドバーから鳴っているそうだ。

G580はV8サウンドにインスパイアされた専用のドライビングサウンドを車内外で再生する「G-ROAR」というシステムを搭載。加速や車速、モーター負荷、騒音レベル、DYNAMIC SELECTのモード(走行モード)に応じて変化するサウンドが他のEVとは全く異なる走行体験をもたらす、とのことだった。

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