電気の「Gクラス」は工夫満載! メルセデスのプロダクトマネージャーに聞く
マイナビニュース / 2024年10月25日 8時0分
EV化で静粛性は格段に向上しているそう。車内の騒音レベルでいうと、エンジン車が100km/hで走っている状態とG580が130km/hで走っている状態が大体同じだという。
バッテリーを守る超堅牢な仕組みとは?
伝統的なラダーフレーム(悪路走破性が高いはしご状のプラットフォーム)に容量116kWhのバッテリーを組み込んであるG580。これを守るのが車体の下っ面に取り付けた「アンダーボディプロテクション」というパネル状のパーツだ。
どのくらい頑丈なのか。「このパネルに、1辺5cmの四角い面を当てがって(支点にして)G580を持ち上げた場合、その状態でクルマの上にディーゼルエンジン搭載のGクラス3台を積み重ねても大丈夫です」。メンテルさんが持ち出した例え話はこんな感じだった。持ち上げた状態で重さを加えていっても、10.5トンまでなら耐えられるそうだ。かなりの重量をかければパネルは少し「たわむ」ものの、バッテリーとの間に隙間があることもあり、バッテリーそのものがダメージを受けることはないという。
悪路走破を得意とするGクラスは渡河性能も高い。G580は水深85cmまでなら平気という説明だ(G450dは70cm)。床下のバッテリーに水が入ると危険なのでは? と思ったのだが、メンテルさんによればG580のバッテリーパッケージは完全にシールされている。バッテリーの温度を50度まで上げて、かなり冷たい水の流れる河に入るという過酷なテストを40回実施しても問題なかったそうだ。熱いものを急激に冷やせば収縮するはずで、やわなパーツであればピキッといきそうなところだが、G580のバッテリーパッケージは問題なくテストを乗り越えたとのことだった。
電動化でオンロードの走りも進化?
ついついオフロードの走破性に注目したくなるG580だが、オンロードの性能も向上しているとメンテルさん。各タイヤにモーターを搭載するG580は、それぞれのタイヤでトルクを独自に制御できる。この「トルクベクタリング」機能により、普通の道路でもダイナミクスがよくなっているのがG580の特徴だという。例えば左に曲がるときは、右の(外側の)タイヤにトルクを多めに流すことで旋回性能を向上させる、といった具合だ。
重量増加は大問題?
EV化で避けられないのは重量増。「クルマが重くなって何か問題はありましたか?」との質問にメンテルさんは「大問題(ビッグイシュー)でした」と答えた。
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