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クアルコムの新Snapdragonが「生成AIスマホ体験」を変える! 秋に3社が搭載スマホを投入

マイナビニュース / 2024年10月24日 16時45分

本機は、先進的なクーリングシステムを搭載。現行ROG Phone 8とのシステムパフォーマンスの比較として30%のパフォーマンス向上と、30%の低消費電力化を合わせて実現するそうです。クアルコムが開催したイベントの会場にはまだ操作ができない試作機ですが、ROG Phone 9の実機も展示されました。本体を横向きに構えたランドスケープモードでも快適にプレイできるよう、側面にUSB-C端子を配置しています。

もう1社はXiaomi。今回は実機の公開がなかったものの、イベントに登壇したグループシニア・バイスプレジデント兼インターナショナルビジネス部門プレジデントのAdam Zeng氏が、次期モデルの「Xiaomi 15」シリーズにSnapdragon 8 Eliteを載せて、近くグローバルモデルを発表することを明らかにしています。特に、独自のXiaomi HyperCoreテクノロジーにより、モバイルゲーミングのパフォーマンスを高めたデバイスになりそうです。

○カメラに様々な生成AI機能の可能性が広がる

Snapdragon 8 Eliteでは、インターネットを介してクラウドAIに接続しなくても、デバイス上で高度な生成AI処理がこなせます。そのうえ、テキスト/画像/音声など複数のAIモデルが生成するデータを組み合わせて同時に処理する「マルチモーダルAIモデル」への対応力も一段と強化しています。

あわせて、スマホのカメラに高度なAI画像処理のアルゴリズム技術を統合したり、スムーズなゲーム体験などが次世代のAndroidスマホで実現できるようになります。Snapdragonのイベントでは、Snapdragon 8 Eliteによるいくつかの先進技術がいち早く体験できるデモンストレーションが公開されました。

チップセットに統合されるISP(画像信号処理プロセッサ)のSpectraは、Hexagon NPUとの連携によりAI処理の能力が向上します。

静止画像にAIによる被写体解析をかけて、人物ポートレートの肌や背景の緑、建物などオブジェクトごとに最適な画像処理をかける「Semantic Segmentation(セマンティックセグメンテーション)」の技術は認識できるレイヤー数が「12」から「250」へ一気に拡大します。その効果により、Snapdragon 8 Eliteを搭載するスマホのカメラでは被写体の質感や色合いなどをより繊細にバランスよく再現した写真が撮れることに結び付きます。

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