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クアルコムの新Snapdragonが「生成AIスマホ体験」を変える! 秋に3社が搭載スマホを投入

マイナビニュース / 2024年10月24日 16時45分

アモン氏によると、AIスマホのユーザーインターフェースが今後大きく変わる見通しがあるといいます。例えば画面をタッチしたり、音声エージェントに話しかけていたこれまでの操作体験は、デバイス上のAIがユーザーの様々なデータを解析しながら「次のアクション」をユーザーに対して先んじて自動で提案するようなスタイルが一般化することも考えられます。

クアルコムは、コンピューティングやモバイルのほかにも、さまざまなコンシューマデバイス向けのチップセットを開発する半導体メーカーです。Metaの「Meta Quest 3S」やNTTコノキューデバイスの「MiRZA」に代表される最新のMR/VRヘッドセット、ARスマートグラスなどのウェアラブルデバイスのためのチップセットも、同社は長年に渡り手がけてきました。

新たにクアルコムのXR&Spatial Computing部門の責任者を兼務することになったZiad Asghar氏は、Snapdragonのイベントに日本から参加したジャーナリストによるグループインタビューに出席。現行のSnapdragon XRシリーズ、Snapdragon ARシリーズを両輪とするアイウェア型のウェアラブルデバイス向けチップセットにもOryon CPUが搭載され、マルチモーダル生成AI対応が強化される可能性を示唆しました。

イベントの会場では、クアルコムのリファレンスデザインに、Snapdragon 8 Eliteを搭載するスマホのマルチモーダル生成AIアシスタントを連携させるデモンストレーションが体験できました。Snapdragon ARシリーズのチップを搭載するスマートグラスのカメラが、目の前にあるオブジェクトの画像データを取り込み、アシスタントに「これは何?」と聞くと、音声とテキストによる答えが素速く返ってくるような未来のユースケースを提案していました。

生成AIとスマートグラスの相性はとても良さそうです。アイウェア型ウェアラブルデバイス向けチップセットのトップランナーであるクアルコムの今後の展開にも目が離せません。

著者 : 山本敦 やまもとあつし ジャーナリスト兼ライター。オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。独ベルリンで開催されるエレクトロニクスショー「IFA」を毎年取材してきたことから、特に欧州のスマート家電やIoT関連の最新事情に精通。オーディオ・ビジュアル分野にも造詣が深く、ハイレゾから音楽配信、4KやVODまで幅広くカバー。堪能な英語と仏語を生かし、国内から海外までイベントの取材、開発者へのインタビューを数多くこなす。 この著者の記事一覧はこちら
(山本敦)



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