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Core Ultra 9 285KとCore Ultra 5 245Kの実力検証! Arrow Lakeは本当に高速省電力? 対14900K&9950Xベンチマーク

マイナビニュース / 2024年10月25日 0時0分

Cinebench 2024強し! ゲームでは苦戦も低消費電力はホンモノだ

さっそく、ベンチマークを行っていこう。Intel環境に関してはIntel Application Optimizationを有効化している。各CPUの動作設定とテスト環境は以下の通りだ

まずは、CGレンダリングでシンプルにCPUパワーを測定する「Cinebench 2024」とPCの基本的な性能を測定する「PCMark 10」を見ていこう。

Cinebench 2024に関しては、Core Ultra 9 285Kが圧倒的だ。ハイパースレッディング廃止が廃止されたが、マルチコアのスコアは高く、ポテンシャルの高さを感じさせる。シングルコアの性能も優秀だ。Core i9-14900Kに対して、マルチコアで約13%、シングルコアで約11%もスコアが向上した。PCMark 10はそれほど負荷が高いテストではないので、スコアに大きな差は付いていないが、クリエイティブ系の処理を行うDigital Content CreationでCore Ultra 9 285Kがトップになってる点に注目したい。

続いて、実ゲームではどうだろうか。ここでは、「オーバーウォッチ2」、「黒神話:悟空」、「サイバーパンク2077」を用意した。オーバーウォッチ2は、botマッチを実行した際のフレームレートをCapFrameXで計測、黒神話:悟空はベンチマークツールを利用、サイバーパンク2077はゲーム内のベンチマーク機能を利用している。GPUがボトルネックになりにくくCPUの性能差が出やすい低画質設定と、GPUがボトルネックになりやすくCPUの差が出にくい最高画質設定の2種類でテストしている。解像度はフルHDだ。

Core Ultra 9 285KとCore Ultra 5 245Kは厳しい結果と言わざるを得ない。黒神話:悟空では、CPUによるフレームレートの差はほとんど出ていないが、オーバーウォッチ2の低画質設定を見ると、Core i9-14900Kと大きな差ができている。決して低いフレームレートではないので実用面での問題はないが、それでも性能差は明らかだ。サイバーパンク2077はどちらの画質設定でもCore i9-14900KとRyzen 9 9950Xに及ばない。機会があれば、もっと多くのゲームで検証したいところだ。

クリエイティブ系のテストも試したい。まずは実際にAdobeのPhotoshopとLightroom Classicでさまざまな画像処理を行う「Procyon Photo Editing Benchmark」から。

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