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Core Ultra 9 285KとCore Ultra 5 245Kの実力検証! Arrow Lakeは本当に高速省電力? 対14900K&9950Xベンチマーク

マイナビニュース / 2024年10月25日 0時0分

Core Ultra 9 285KはCore i9-14900Kとほぼ拮抗。CPUで処理される「Batch Processing
」のスコアが高いことから、ここでもCPUパワーは十分高いというのが見て取れる。なお、Image RetouchingはCPUとGPUの両方を使う処理だ。

続いて、エンコードアプリの「HandBrake」を使って、約3分の4K動画ファイルをH.264とH.265のフルHDにエンコードするのにかかった時間を計測した。

ここでもCore Ultra 9 285Kは非常に優秀だ。H.264へのエンコードではトップ、H.265でもRyzen 9 9950Xに次ぐ2番目に付けた。Cinebench 2024と同じ傾向で、全コアをフルに使うような処理では強いようだ。

最後に消費電量や動作クロックをチェックしておこう。まずは、システム全体の消費電力から。アイドル時は起動10分後、そのほかはベンチマーク実行時の最大値だ。電力計にはラトックシステムの「REX-BTWATTCH1」を使用した。

電力効率重視の設計に偽りなし、と言えるだろう。使用するアプリによって大きく変わるだろうが、Cinebench 2024やサイバーパンク2077ではCore i9-14900Kに比べてCore Ultra 9 285Kは強烈に消費電力が下がっている。サイバーパンク2077は100W以上も低い。Cinebench 2024は85Wも低いにもかかわらず、スコアは上回っている。

続いて、Cinebench 2024のマルチコアを10分間動作させたときのCPU温度、動作クロック、消費電力の推移を確認しよう。「HWiNFO Pro」を使用し、CPU温度はIntel系が「CPU Package」、Ryzen 9 9950Xが「CPU (Tctl/Tdie)」の値、動作クロックはIntel系が「P-core 0 Clock」、Ryzen 9 9950Xが「Core 0 T0 Effective Clock」の値、CPU単体の消費電力は「CPU Package Power」の値だ。

温度はCore Ultra 9 285Kが平均78.2℃、Core Ultra 5 245Kが平均62.6℃、Core i9-14900Kが平均79.6℃、Ryzen 9 9950が平均85.3℃だ。Core Ultra 9 285KはCinebench 2024のスコアでCore i9-14900KやRyzen 9 9950を上回りながら、温度は低くなってる。それでいて動作クロックは5.2GHz前後とRyzen 9 9950とほぼ同等だ。

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