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Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第25回 データの途中に文字を挿入する方法

マイナビニュース / 2024年10月28日 11時0分

このような場合は、適切な位置に「/」(スラッシュ)を挿入してあげると、データを「日付データ」と扱えるようになる。手順は先ほど示した例と同じ。データが4桁、2桁、2桁なるように「列の分割」を行い、その後、区切り記号に「/」(スラッシュ)を指定して「列のマージ」を行えばよい。

同じ手順を何度も紹介しても意味がないので、今度は別の方法を試してみよう。それは「例からの列」を利用する方法だ。「生年月日」の列を選択し、「列の追加」タブにある「例からの列」→「選択範囲から」を選択する。

このような画面が表示されるので、“加工後のデータ”の例を自分で入力していく。今回の場合、最初のデータは「20031030」なので「2003/10/30」と入力して「Enter」キーを押す。

他のデータについても“加工後のデータ”が自動推測される。今回は、例を1件入力しただけで、すべてのデータを正しく加工できているようだ。そのまま「OK」ボタンをクリックする。

データ表の右端に“新しい列”が追加され、そこに“加工後のデータ”が表示される。以降は、この列を「生年月日」のデータとして利用していけばよい。すでに「日付」のデータ型が指定されているので、このまま「日付データ」として扱うことが可能だ。

もとの「生年月日」の列を削除し、新しく追加された列の列名を「生年月日」に変更する。その後、適当な位置へ列を移動すると、以下の図のようなデータ表に加工できる。

このように「例からの列」を使って、データの途中に文字を挿入できるケースもある。上手くいくかは「実際に試してみないと分からない……」という側面もあるが、一つの手法として覚えておくと役に立つだろう。
スペースを挿入して区切り位置を明確にする

次は、データの区切りとなる位置に「半角スペース」を挿入する例を紹介していこう。以下の図に示した「所属」のデータは、「▲▲支社」(または東京本社)と「△△部」の文字が隙間なく入力されている。

ここに「半角スペース」を挿入する方法を考えてみよう。この場合、「社」の文字が注目ポイントになる。具体的には、「社」の文字の後に「半角スペース」を挿入してあげればよい訳だ。

よって、「社」の文字で列を分割して……、と考えるかもしれないが、そのような手間は必要ない。もっと単純に、「社」→「社(半角スペース)」の置換を行うだけで、「▲▲支社」と「△△部」の間に間隔を設けることができる。

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