1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

「お酒を飲めない人たちの聖地」を作れ! ファンコミュニティ「SUMADORI-LAB.」の仕掛け人に聞く“スマドリ”の意義

マイナビニュース / 2024年10月31日 13時0分

吉岡氏:スマドリバー渋谷ではもともと、シグネチャーカクテルの「マーブリング スノー」や「マーブリング レイン」が圧倒的な1位だったのですが、今回の夏季限定ドリンクはあと一歩で追い抜くところまで迫りました。企業主導ではなく、ファン目線で作ることで広く一般的に受け入れられるんだということを立証したひとつの事例だと思います。

――会員さんたちが事前に集まってレシピを考えたんですか?

吉岡氏:事前にワークショップを開きました。その場で夏季限定ドリンクのテーマを「あの子と過ごした夏」にしようと決め、それぞれ意見を出し合い、最終的に絞り込んだ5案の中から「線香花火」「金魚すくい」「ひまわり畑」という3案が正式に採用されました。私たちはこの3案をいかに忠実に再現するかということだけに注力し、最初から最後まで一切口を挟みませんでした。

水藤氏:たとえば「線香花火」は、ドリンクに色付きシロップを落とすことで線香花火が光っているように見える仕掛けで、グラスのリム部分にパチパチ弾ける飴をまぶすことで線香花火の“音”も表現しました。私たちでは絶対に考えつかないアイデアです。やはり消費者の意見はちゃんと聞くべきだと改めて実感しましたし、会員さんとのドリンク開発は今後も続けていきたいですね。

○■お酒を飲める人も飲めない人も楽しめる「スマドリ」の魅力

――他にも今後、「SUMADORI-LAB.」で取り組みたいことなどがあれば教えてください。

吉岡氏:今度もファンとの関係の強化は推進していきたいと考えています。現在の会員数は100人ですが、今後はもう少し人数のスケールアップも狙おうかとも思っていますし、どうすればファンに喜んでもらえるか、トライ&エラーを繰り返しながら双方向のコミュニケーションを確立していくのが理想的ですね。

須藤氏:ファンとのコミュニケーションをもっと円滑にするにはどうしたらいいか、といった点にも向き合っていきたいですね。先ほど話したように、オフラインでの取り組みが盛り上がっていますが、この温度感をオンラインのほうでも展開し、さらにコミュニティを活性化していきたいと思っています。

水藤氏:これからもファンの意見を大事にしながら共創していきたいですね。あと、私たちは「スマドリアンバサダー」というものを設けていまして、これはスマドリバー渋谷で働く15人の学生アルバイトたちのことを指すのですが、彼らが主導して実施したファン向けイベントもすごく好評だったので、これもまた定期的に開催していきたいですね。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください