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どこでもサイエンス 第294回 これまでの万博の科学技術なレガシー

マイナビニュース / 2024年10月30日 9時59分

また、スタジオジブリのサツキとメイの家も話題になりました。コンビニのローソン、ミニストップでチケットを事前発券するというのも話題になりました。いまやコンビニでの事前発券は当たり前ですし、ライブのチケットなどでは行われていたのですが、子どもたちが親や祖父母にねだってやってもらうという光景が登場したのが大きいですな。調べてみるとローソンのLoppiは1997~1998年にローソン全店舗に展開されています。Windows 95の登場でインターネットが普及しはじめてはいますが、スマホのiphoneは2007年に登場。あー、愛・地球博はまだ全員ガラケーやったんか(ブラックベリーがとかは置いておいてデスな)。

ちなみにLoppiはつい先日第四世代に置き換わったばかりということで、そういえばこの間サービス券の発行に微妙に戸惑ったのはそういうことだったのか。

海外に行くと、コロナ禍の名残もあり、イベントや博物館はスマホ等での事前予約制のところが多いのです(まあふらっと入れるところも復活してきていますが)。ほぼスマホでという感じなんですが、スマホでなくとも、事前にという流れを作ったのは大きなレガシーだと思いますな。

なお、今ではサツキとメイの家だけでなく、ジブリパークが愛知県の話題のテーマパークになっていますが、愛・地球博がなかったらこの場所にパークということはなかったでしょうね。

その他、思いつくところでは東京・上野の国立科学博物館にある360度シアター360は、愛・地球博の展示物を転用したものですな。その後、オリジナルのコンテンツも作られまたバージョンも変わっているようです。ちなみに、2005年ごろは、デジタルプロジェクターで星空や宇宙を再現するデジタルプラネタリウムが普及し始めたころで、このシアターもその技術の応用でございますな。
1970年万博のレガシー 交通・建造物

さて、大阪の人に「前の万博は?」と聞くと、還暦以上のみなさんは1970年の千里丘陵で行われた日本万博だと答えます。1990年にも花の万博があったのですが、スルーな感じですが、大阪の人はどうなんでしょうか。

1970年万博のレガシーは、会場だった万博記念公園ですな。その入り口には、1970年万博のシンボルだった、「芸術は爆発だ!」の岡本太郎作「太陽の塔」が健在でございます。内部もパビリオンになっていた太陽の塔ですが、複雑な造形はFRPなども活用され、その後の芸術家に素材に関するインパクトを残しました。また、いまだにこれをモチーフにしたあれこれが話題になりますし、通天閣とならんで大阪のシンボルみたいになっていますな。見るためにはわざわざいかなければいけないのですが。公園を分断して走る中国自動車道からなら見られます(名神高速からは微妙に見られない)。

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