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労働⼈⼝激減の時代だからこそ究極の属⼈化 第3回 感性を高めて見つける適職、それは「自家発電できる場所」

マイナビニュース / 2024年11月1日 12時59分

「少人数で最大のパフォーマンスをあげていく」。これは、今後労働人口が減少していく日本における課題解決に向けた一つの解だと筆者は考えています。

例えば、筆者の仕事を例にしてみましょう。よく「たくさんの人と話して毎日疲れないか?」とか、「人材選考は計画通りに進まないもの。無力さを感じないか?」「人の活躍に100点の正解はなくゴールが見えないもの。なのによく頑張れるね」と、心配の声をいただきます。

でもなぜか筆者はどのようなタイプの方とお話するときも、細胞からワクワクする感覚があるのです。もちろんときどき困難もやってきますが「乗り越えてみよう!」と奮闘できます。もちろん、過去に経験した全ての仕事がそうだったわけではありません。

例えば、筆者が会計士の仕事が「高給でステイタスが高い」と考えて死に物狂いでチャレンジしたとしましょう。たとえ努力が実り会計士になれたとしても、元来数字や細かいことに強くない筆者はおそらく仕事の質も低いでしょうし、他人の倍努力したところでその不出来に苦しむと思います。組織全体でみれば、マネジメントコストもかかって大変ですよね。

採用・転職に関わっていると、どうしても有名企業名、年収の高さ、資格やステイタスなど一般的に素敵だと言われる仕事に就こうとするケースが散見されます。しかし、実は他人がどう思おうと、自ら自家発電できるような仕事に就く方が、自分も周囲も結果的に社会にも好循環が生まれるという例は多いのです。

コーチングやキャリアカウンセリングを自ら行ったり失敗を含めた経験を重ねたりして、唯一無二の自分に気づき、困難さえもエネルギー生産に変えてしまうような持ち場、つまり「自家発電」できる仕事に出会っていただきたいと筆者は考えています。そして、その自家発電できる場所がどこなのかを知るために最も必要なものこそ、「感性」だと思うのです。

テクノロジーの進化によってスキルや経験を高めやすくなり、データに基づいた転職へのキャリアパスに簡単に出会えるようになりました。ですが、それだけで終わらせずに、ご本人の感性が加わることで「自家発電」できる仕事に出会えるのです。

学歴や経験にかかわらず、感性をどこかに置き忘れてきたような人が一定数います。今こそ、テクノロジーの進化で生まれた余力を、個々の感性を高めることに使っていただきたい、そのように思うのです。

佐藤 友美 さとう ともみ 神戸女学院大学卒業後、リクルート創業者の江副浩正氏が創業したスペースデザインに入社し薫陶を受ける。その後バイオベンチャーにてマザーズ上場、アパレルブランドの立ち上げを経て出産を機に約10年間専業主婦。娘の小中受験を経験し、18年リクルートHDでエグゼクティブヘッドハンターに。HRへキャリアを転じ、22年WiLへ参画して100%子会社のTBAでHRディレクター。投資先スタートアップ企業の人材支援を担う。 この著者の記事一覧はこちら
(佐藤 友美)



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