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KDDIが第2四半期の決算を発表、通信ARPU/DXの主要事業が牽引し増収増益

マイナビニュース / 2024年11月1日 23時17分

画像提供:マイナビニュース

KDDIは11月1日、2025年3月度第2四半期(2024年7月~9月)の決算を発表した。売上高は2兆8,557億円、営業利益は5,731億円でいずれも前年同期から増益・増収。決算説明会に登壇した髙橋誠代表取締役社長 CEOは、「通信ARPU/DXの主要事業が順調に成長した」と語った。

○増収増益の好調な決算、通期予想へも順調な進捗

発表された決算内容は、売上高が前年同期の2兆7,790億円から2.8%増の2兆8,557億円となり、通期予想に対する進捗率は49.5%。営業利益は前年同期の5,603億円から2.3%増の5,731億円となり、こちらの通期予想に対する進捗率は51.6%。いずれも順調な進捗となった。

2024年度3月期上期と2025年3月期上期の営業利益の増減を事業領域ごとに見ると、通信ARPUで46億円増、DXで114億円増と主要事業で順調に成長。さらに金融・エネルギーで114億円増、ローソンの持分法利益で98億円増となっている。これらがMVNO/楽天ローミング収入の112億円減や技術コストの増加・販促費の増加といったマイナス要因を上回り、増益となった。

個人向け通信事業の領域では、前述のとおり通信ARPU収入が46億円の増加となっただけでなく、付加価値を含めた総合ARPU収入では207億円の増加となっている。ブランド別では、auが約3%の増加でUQ mobileが約7%の増加。UQ mobileからauへの移行も前年同期の2倍となっており、ARPUの高いauのユーザーが増え、ブランド比率も改善傾向だ。

スマートフォンの稼働数(法人契約を含む)は第1四半期末時点の3,246万台から、3,258万台へと増加。auブランドの解約率も、具体的な数字は示されなかったが、低下傾向にあるという。

ARPU収入最大化のための戦略としては、マルチブランドと高品質ネットワークの2点を挙げる。マルチブランド戦略において、auブランドはマネ活プランなどの付加価値サービス、UQ mobileはおトクな料金プラン、povoは新たな体験価値を武器とし、この3ブランドであらゆるニーズにこたえていく。

これを支えるのが、「体感No.1」を謳うネットワーク品質だ。業界最多の5G基地局を展開するなど積極的な5Gエリア展開を進め、Opensignalのユーザー体感評価でも高評価を獲得。ネットワークの強化は今後も継続していく方針で、近接したSub6周波数帯2ブロックを持つメリットを生かした2周波数対応Massive MIMOの活用、Starlink衛星とスマホの直接通信などに取り組んでいくという。

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