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Ryzen 7 9800X3Dを試す - ゲーミングCPUの本命か? 第2世代3D V-Cacheの威力を徹底検証

マイナビニュース / 2024年11月6日 23時0分

Shadow of the Tomb Raider
SQUARE ENIX
https://tombraider.square-enix-games.com/en-us

ここでは再び性能差が出た。結果(グラフ87~89)を見ると、差が出ているのは2Kのみだが、3D V-Cacheの有無で40fps近い差が出ており、これの効果は明らかだ。逆に言えば、Ryzen 7 7800X3DとRyzen 7 9800X3Dの性能差は僅か(5fps)であり、つまりZen 4→Zen 5のアーキテクチャ変更より、3D V-Cacheの搭載の方が効くということになる。最大/最小フレームレートの方は2.5Kでもまだ多少差があるが、これはフレームレート変動の方で。そのフレームレート変動(グラフ90~93)、2Kはもう明確であり、70秒以降あたりからの大きくフレームレートが盛り上がる(≒描画負荷が軽くなる)シーンでRyzen 7 9700Xはあまりフレームレートが上がらない。また110秒以降の逆に負荷が高くなるシーンでは200fpsを切る辺りまで落ち込むのに対し、3D V-Cacheを搭載すると250fpsあたりを維持するなど、明確に性能差がある事が判る。ちなみに2.5Kでのグラフはほぼ1本の太い線だが、ところどころがたつきがあり、これが最小/最大フレームレートに反映されたものと考えて良いかと思う。
○◆Tom Clancy's The Division 2(グラフ94~100)

Tom Clancy's The Division 2
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/division2/

まず結果(グラフ94~96)を見てみると、Ryzen 7 9800X3Dの性能が2Kで突出しているのは兎も角として、Ryzen 7 7800X3Dの性能が振るわない。Ryzen 7 7700Xと比較した時には僅かならが上回る性能を出していた訳で、つまり3D V-Cacheを搭載する事による性能向上より、Zen 4→Zen 5による性能向上が上回った結果であるが、それに3D V-Cacheを組み合わせると更に性能が跳ね上がるという事が示された格好だ。ちなみに最大フレームレートががちょっと爆発しているが、フレームレート変動を見る限りは、これは突発的な変動によるものであまり実際の性能には関係なさそうだ。

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