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Ryzen 7 9800X3Dを試す - ゲーミングCPUの本命か? 第2世代3D V-Cacheの威力を徹底検証

マイナビニュース / 2024年11月6日 23時0分

●RMMT / Sandra
○◆RMMT 1.1(グラフ109~110)

この後Sandraの結果をお届けするが、その前にRMMTの結果を。前回80MBにしても色々追いつかないので、今回は100MB(10240KB)に設定した。これをやるとテストが途中で異常終了するので、2回(ReadとWrite)立ち上げて実施する事にした。

まずRead(グラフ109)だが、BandwidthというかL3のThroughputそのものはRyzen 7 7800X3DとRyzen 9 9800X3Dで変わらないようで、2つのグラフが非常に重なっている。1 ThreadでRyzen 7 7800X3Dの性能が落ちるのは、Zen 4コアの限界であり、1 coreでは使いきれなかったのが、Zen 5コアでこれが使い切れるようになった(Zen 4→Zen 5でLoad/Store Unitの帯域が倍増している)という話だ。8 Threadまで行ってもRyzen 7 9700Xとは明確に差があるが、これは言うまでもなく増量した64MB L3の効果である。

これはWrite(グラフ110)も同じで、最大で60GB/sec近い書き込み速度が得られている。WriteはReadより帯域が減る(Burst Transferが出来ない関係で、ラフに言えば半分)事を考えれば、L3増量の効果は十分に得られていると考えて良いだろう。8 Threadだとピークで800MBのリクエストを延々と出すので、内部のQueueも飽和に近い状態になる。この限界状態であっても、L3を増量した事で性能を3GB/secほど底上げできるのだから、やはり効果は大きいと考えるべきだろう。
○◆Sandra 20/21 31.139(グラフ111~152)

Sandra 20/21 31.139
SiSoftware
https://www.sisoftware.co.uk/

まずはDhrystone/Whetstone(グラフ111~114)。逆順になるが、1Tの場合だと明確に

Ryzen 7 7800X3D < Ryzen 7 9800X3D < Ryzen 7 9700X

という順になるのに、MT+MCだと

Ryzen 7 7800X3D < Ryzen 7 9700X < Ryzen 7 9800X3D

となるのは、CineBenchとかTMPGEnc Video Mastering Works 7などでも見た通りで、今回もこれが再現されることになった。1TとMT+MCの性能の比率を計算すると

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