1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

就活を成功に導くための生成AIの活用法 – プロが勧める「使える生成AI」も紹介

マイナビニュース / 2024年11月8日 6時2分

画像提供:マイナビニュース

ChatGPTをはじめとする生成AIが、日進月歩で進化、発展しています。すでにビジネス現場での導入、活用が進んでおり、今後はあらゆる業界のビジネスモデルに影響を与え、仕事の在り方を変えていくと言われています。

近い将来、そんな世の中に出て行く学生は、生成AIとどのように向き合うべきでしょうか。AI専門メディア『AINOW』編集長の、おざけんこと小沢健祐さんに、生成AIの可能性と就活での活用法についてうかがいました。

今後AIに影響を受けない業界はない

今後5年、10年でAIと関係がない業界はほぼなくなり、AIに精通している人や企業に仕事が集中していくという事態が起きてくるのではないかと話すおざけんさん。

「例えば僕は、1000文字の記事を、生成AIを使って30分くらいで作り、納品します。著書の『生成AI導入の教科書』(ワン・パブリッシング)は、ChatGPTを活用して、2ケ月半で完成させました。AIを活用して、今までの10倍くらいのスピードで仕事ができるのです。そうなると、今まで他の人がやっていた仕事がスピード感を評価され、僕に指名が入ります。つまり今後は、AIに精通している一部の人に仕事が集中してしまうのではないかと思うのです。もっと大きな視点で言うと、将来的には同様のことがあらゆる業界で起こり、トップ1~3位程度の企業に淘汰されていくということもあり得ると考えています」

また、企業にAIの導入が進むと、新卒採用にも影響が出てくるのではないかとおざけんさんは言います。

「今までなら、会議の議事録を書いたり、調査報告書をまとめたりするのが新人の最初の仕事で、そこから業界知識を学んでいたと思いますが、そういうことは生成AIを使えば一発でできてしまいます。そうした業務が消え、その部分においては社員を活用する必要がなくなるのではないかと思うのです」

そんな時代を生きる学生にとって大切なのは、AI社会の本質を理解することだとおざけんさんは注意を促します。

「生成AIは、入力から出力をつくるただの変換器です。その組み合わせが無限になってきていて、もはや何でもつくれるようになってきているというインパクトはありますが、何かをしたいという気持ちを持っているのは人間だけ、生成AIのアウトプットを承認して、意思決定して責任をとれるのは人間だけなのです。そうした本質を理解したうえで、学生時代から、課題設定力や論理的思考力を養ったり、コミュニケーション力の向上に努めたりするなど、人間ならではのソフトスキルを磨いておくことが、社会に出て行く際の市場価値につながると思います」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください