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就活を成功に導くための生成AIの活用法 – プロが勧める「使える生成AI」も紹介

マイナビニュース / 2024年11月8日 6時2分

論理的思考と言語化力がAI社会を生きる術に

AIを理解し、ソフトスキルを磨く。それらを同時に可能にするのが、対話型の生成AIです。

その代表格とも言えるのが「ChatGPT」。OpenAIが開発した対話型AIで、テキストをもとに自然な会話を行い、さまざまな質問やリクエストに対応できます。特に、文章作成やリサーチ、学習支援で力を発揮。アイデアを出すためのブレインストーミングにも活用されています。時間を節約し、効率的に作業を進めるための、強力なパートナーになり得る存在です。

ただし、生成AIの使い方や向き合い方には、コツとポイントがあるとおざけんさん。

「著名人が本を出版する時、原稿をプロのライターに書いてもらうということがよくありますが、著者が本人の場合は、その人の意見が細部にわたって文章に反映されていなければなりません。そう考えると、学生が課題のレポートに取り組む時、生成AIから上がってきたものをそのまま提出したのでは、課題をこなしたことにはなりません。生成AIのアウトプットがもともとの課題を解決するものになっているか否かを自身で評価、判断することが、何より重要です。その時、アウトプットが悪いのはAIに対する自分の指示(=プロンプト)が悪いからだというスタンスも、持っておく必要があります。

僕は、生成AIというのは、自分の軸を拡張するツールだと思っています。そのツールを使いこなすのに不可欠なのが、認識の齟齬を発生させないプロンプト術、つまり、論理的思考と言語化力です。

人間同士なら、『メールだけじゃ伝わらないから電話する』ということができますが、AIとはできません。だからこそ、何をどうしたいのか頭の中をきちんと整理して、的確な言葉で指示しなければならないのです。プロンプトは思考回路の言語化。その能力は、AIを繰り返し使い、対話を積み重ねることで、養われていくでしょう」

就活の自己分析や面接対策にAIが活用できる

学生がAIに触れる機会としておざけんさんがすすめるのは、就職活動での活用です。

「例えば、自己分析に対話型の生成AIを活用するというのはどうでしょうか。今の就活生の課題感にも合っているのではないかと思います。

私は多くの学生と面談したことがあるのですが、学生はまだ、自分の知っている世界でしか物事を判断することができないため、経験値が少ない人は特に、自分のやりたいことが見えていない、戦略的に物事を見られていないように思います。その、世界を広げる一つのきっかけに、生成AIが使えると思います」

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