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日本No.1ヘッドハンターが教える、強いキャリアのつくり方 第3回 キャリアの見直しに欠かせない「好き・嫌い分析」

マイナビニュース / 2024年11月18日 16時0分

冒頭でもお話ししたように、自分が好きなことであっても、身体能力的に難しい仕事や、収入が大幅に下がってしまう仕事など、現実的ではない選択肢が出てくるかもしれません。その際に「好きのエッセンス」がわかっていれば、現在持っているスキルや経験を活かすことができる「現実解」としての仕事を、ほかに見つけやすくなるのです。
○「嫌いのエッセンス」がわかれば、避けるべき仕事がわかる

好きなことだけでなく、嫌いなことについても同様に分析し、「嫌いのエッセンス」をつかむことも、キャリアの選択においてとても大切です。

たとえば、「上司にへつらった者勝ちの社風が嫌い」「大量に暗記することが嫌い」など、社会人経験を積む中で見えてきた、どうしても嫌いなことが皆さんにもあるかと思います。

どうしても嫌いなことがわかれば、避けるべき仕事や職場環境を判断できます。仮に、「好きのエッセンス」を満たす仕事だとしても、「嫌いのエッセンス」が含まれていれば、選択肢として避けるようにするのです。

仕事で大きなストレスを受けないため、短期間での離職を避けるためにも、この観点は非常に大切です。

このようにしてつかんだ、「好き・嫌いのエッセンス」をもとに検討していただくと、自分の価値観と合った仕事を選択しやすくなります。自分でも想定していなかったような、「好き」と「収入」を両立できる選択肢が見つかるかもしれません。
○日記は、好き・嫌い分析に役立つ貴重なデータベース

「好き・嫌い分析」を行う上で、おすすめしたいのは「日記(記録)」をつけることです。自分が日々どのようなことを楽しいと感じ、何を嫌いだと感じたのか、何に憤りを感じ、どんな人を助けたいと思ったのかを記録していくことは、自分の好き・嫌いを知る上で大変有効です。

この作業を続けていくと、好き・嫌いに関するデータが膨大にたまります。1年ほど書きためた後で振り返ってみると、自分の好き・嫌いがクリアにわかるようになるでしょう。

もし可能であれば、「好きのエッセンス」を含む仕事を、副業やボランティアなどで実践し、本当に自分に合っているのか、収入面はどうなのかなどを検証することも有効です。

自分の価値観を探る作業は、日々少しずつ、ゆっくりと行なうのがおすすめです。キャリアの見直しをお考えの方は、ぜひ、転職活動を始める前から日記をつけ、ご自身の価値観をつかんでおいて頂くと良いと思います。

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