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J:COM杯 3月のライオン 子ども将棋大会 全国大会、優勝は関西代表の中3・木村くん

マイナビニュース / 2024年11月10日 8時0分

リーグ第3試合で開始を務めたのは獺ヶ口笑保人四段だ。10月に四段昇段したばかりの新人棋士であり、実は本大会の第1回優勝者だ。「皆さん、この日のために頑張ってきたと思うので、どういう結果になっても全力を尽くしてください」と、昔の自分を思い出すかのように声をかけていた。

獺ヶ口四段だけではなく、第3回出場の高田明浩五段、第3、4回に連続出場し、第4回では準優勝の上野裕寿四段、第4回出場の礒谷真帆女流初段、第5回出場の加藤結李愛女流二段、第10回出場の木村朱里女流初段、第12回出場の岩崎夏子女流2級と、本大会からはのちのプロ棋士、女流棋士を多く輩出している。奨励会員として将来のプロ棋士を目指している者も多い。

今回、ただ一人小学3年生での参加選手となった鬼頭慶くんもそんな1人だ。残念ながらリーグは3連敗で終わったが、年上相手に臆することなく戦っていた。普段はネット将棋で腕を磨いているそうで、「将来は棋士になりたいです」とハッキリ語っていた。

Cブロックは3人が並んで10秒将棋のパラマストーナメントに!

準決勝を戦うベスト4が決まりつつある中、Cブロックでは波乱があった。高津礼音くん、木村橙哉くん、奥田歩穂くんの3人が2勝1敗で並び、改めてパラマストーナメントが行われることになったのである。抽選の結果、初戦は木村―奥田戦となり、その勝者が高津君と戦う。パラマストーナメントは持ち時間なしで初手から10秒将棋という超早指しである。

一般論として、子どものほうが大人より早指しの傾向はあるが、初手から10秒というのは子どもの早指しとしてもかなりのハイペースである。実際「10秒将棋はネットで経験したくらいです」と参加者は語っていた。

この超早指しを制したのは木村くん。初戦で奥田くんを破ると、枠抜けの一戦ではリーグで敗れていた高津くんにリベンジを果たす形となった。

準決勝は特別対局室で

準決勝は特別対局室に場所を移して行われた。対戦カードは白井遥都くん(中2/中国代表)―西彩之介くん(中3、九州代表)、木村橙哉くん(中3、関西代表)―辻大輔くん(中2、関西代表)となり、それぞれ西くんと木村くんが勝った。

決勝が始まる前に、惜しくも敗れた白井くんと辻くんへ、3位を表彰して渡辺九段から賞状とトロフィーが送られた。白井くんと辻くんに話を聞いた。

白井くん「目標は優勝でしたが、自分の力は発揮できたので3位はしょうがないです。菅井先生(竜也八段)の将棋をよく見ています。ネット将棋で勉強し、これからはアマチュア選手として活躍できればと思います」

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