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事業者向けモニターツアーで再発見した東京の歴史的魅力 - 屋形船では芸者さんとお座敷あそびも

マイナビニュース / 2024年11月11日 18時39分

画像提供:マイナビニュース

「江戸から続く東京の歴史・文化」を観光資源として効果的に活用することを目的に、観光事業者向けのモニターツアーを6回にわたって開催している東京都。今回、10月30日に行われた「浅草・東京湾で江戸文化・食・お座敷あそび体験」コースのツアーに参加したもようをレポートする。
○■人力車浅草コースと屋形船江戸湾遊覧コースの2部構成

江戸・東京の歴史や文化を観光資源として着目し、情報発信を行っている東京都。次年度以降、民間事業者の江戸・東京の魅力を活用したツアー造成の促進や旅行者の誘致を目的とするモニターツアーを、10月15日~11月15日まで計6回にわたって実施している。

本ツアーの参加者は主に、募集型旅行商品を造成販売している旅行社や、日帰り着地型・オプショナルツアー運営会社など、都内の観光関連事業者。参加者へのWebアンケートやヒアリングを通じて、ツアー内容のブラッシュアップと今後の東京観光の促進を図っていくという。

今回、取材班が参加したのは人力車や屋形船に乗り、260年以上続いた江戸時代の華やかな文化を体験する観光周遊モニターツアーの「浅草・東京湾で江戸文化・食・お座敷あそび体験」コース。

人力車浅草コースと屋形船江戸湾遊覧コースで構成された約4時間のツアーで、浅草芸者たちと一緒に屋形船へ乗船して、お座敷あそびなどの江戸文化を体感できることが本ツアーの目玉のひとつとなっている。

○■人力車に乗って浅草を巡る

隅田公園に集合したモニターツアー参加者たちは、さっそく人力車に乗り込み、春は桜の名所でもある隅田公園を出発。俥夫から江戸浅草の歴史や文化に関するガイドを受けながら、浅草寺周辺を巡った。

浅草1丁目1番地1号に位置する神谷バーや「雷門」を見物し、人力車は程なくオレンジ通りへ。火の見櫓が象徴的な「伝法院通り」や、客を呼び込む芸人の姿もある「六区通り」をひた走り、日本最古のジェットコースターで有名な「花屋敷」に向かっていく。

訪問場所ごとの歴史語りや解説は、東京に住んでいても知らないことばかりで十分に楽しめる内容だ。

その後、人力車は浅草ひさご通り商店街を抜けて、名店ひしめく奥浅草(観音裏)の昼の雰囲気に触れながら、芸者衆の手配などを行う花街の中心施設「浅草見番」に到着した。

芸者衆の事務所である「浅草見番」は、2階が浅草芸者の稽古場所となっているそうで、昼休みどきの枝垂れ柳の並木道には、三味線などの音がかすかに漏れ聞こえていた。

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