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テレビ解説者・木村隆志のヨミトキ 第81回 「武道館ライブ」「訴訟取り下げ」…同日に報じられたとんねるず&ダウンタウンのニュースは何を暗示するのか

マイナビニュース / 2024年11月13日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

●還暦を超えた同世代レジェンドの動きに注目
8日、ダウンタウン・松本人志が週刊文春への訴訟を取り下げたことが発表されると、すぐに多くのネット記事が報じられ、SNSのコメントが飛び交った。

同日と翌日、日本武道館では、とんねるずが29年ぶりの2人だけでのライブを開催し、こちらも大きく報じられるなどネット上をにぎわせている。

ダウンタウンの松本は61歳で相方の浜田雅功も61歳。一方、とんねるずの石橋貴明は63歳で木梨憲武は62歳。奇しくも還暦を超えた同世代レジェンドのニュースが相次ぎ、人々がさまざまな声をあげているが、これは何を意味しそうなのか。テレビ解説者の木村隆志が掘り下げていく。

○6年半ぶりの特番に続く「試金石」

まず『とんねるず THE LIVE』は2日間で1万8,000人を動員。ヒット曲が満載のパワフルなステージに加えて、プラチナチケット化したことなども含め、「とんねるず健在」を見せつけたと言っていいのではないか。

ライブ前に木梨が「“全力ジジイ”の自分の歴史の思い出をね。やるだけやってみます」と語っていたが、60代の2人にとって20曲超のライブはハードであり、2日連続公演はなおのこと。それを見事に成功させたことで、世間の期待感を高め、今後の活動につながっていきそうなムードが漂っている。

振り返ること約1か月前の10月19日、ゴールデン・プライムタイム特番『とんねるずの2億4千万の大陸スペシャル』が放送された。2人そろってフジの番組に出演するのは約6年半ぶりであり、その内容はドキュメンタリー風の「笑熱大陸」と、ものまね企画の「2億4千万のものまねメドレー選手権」。いずれも2018年まで放送されていた『とんねるずのみなさんのおかげでした』の人気企画であり、「現在の影響力をはかる試金石」という感があった。

“とんねるず特番”の第2弾、第3弾はないのか。武道館ライブの成功に続く形で音楽番組への出演はないのか。フジの港浩一社長とは昭和時代の『オールナイトフジ』『とんねるずのみなさんのおかげです』から続く盟友だけに期待の声があがるのは当然だろう。

現在、地上波の出演は正月特番の『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(テレビ朝日)のみであり、レギュラー番組の復活までは難しいかもしれない。それでも今秋のパフォーマンスと反響を踏まえると、民放主要4局でもう1~2つくらい不定期特番があっても不思議ではないように見える。もしそれが近いうちに実現したら、のちに「2024年秋は、とんねるずリスタートの時期だった」と言われるのではないか。
○レジェンド2組に共通する活動意欲

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