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石垣市で自動運転の実証実験を実施 - 自動運転レベル2での走行実証に中山市長も初乗車

マイナビニュース / 2024年11月12日 19時18分

一方、マネジメント支援を行うNTT西日本 代表取締役副社長の木上秀則氏は、「なぜNTT西日本が自動運転バスの事業をやっているのか」という疑問に対し、NTT西日本は“声と声を繋ぐ仕事”、いわゆる固定電話、通信の世界に携わる中、その声を繋げていくためにこれまで新しい技術の導入や人材の育成、システムの構築などを行ってきたという経緯に触れた。また、通信を使うことで地方が活性化すれば、通信もより活性化するという考えから、ここ数年、様々な社会課題にチャレンジしているという。

今回の実証実験は、人が主体となる自動運転のレベル2で実施される。「ぜひ、市民の皆さま、観光客の皆さんに乗っていただいて、いろんな意見をいただき、また次に活かしていきたい」と意気込む木上副社長。あくまでも目標は一定の条件で完全に自動運転を実現するレベル4であり「そのための一つの通過点」と位置付け、「ここでの知見をしっかり活かして、また次に繋げる努力をしていきたい」とさらなる展開への想いを明かした。

自動運転導入エンジニアリングおよびサポートなど行うNTTビジネスソリューションズ バリューデザイン部 担当部長の宮崎一氏は、NTT西日本グループにおける自動運転の責任者。昨年末から国土交通省との意見交換を重ねながら、「今回の実証実験が非常に意義深いものとして採択された」といった実験に至る経緯を明かした。

さらに、「この実証実験を全力で成功させて、定期運行、実装というところまで、レベル4でやれるように全力を尽くしたい」という宮崎担当部長は、「ぜひご乗車して、自動運転を体感していただき、この最新技術で石垣市を盛り上げていきたい」と力強く宣言した。

「次世代モビリティは環境負荷の軽減、人員の効果的な配置について、大きな効果があるものと非常に期待している」と話すのは、自動運転の遠隔監視のサポートなどを行う東運輸 代表取締役社長の松原栄松氏。

沖縄では南城市が実験が開始しているほか、日本国内においてもすでにレベル4の区域があるなど、日本、世界で無人運転の動きが進んでいることに触れた。

「石垣においても、新たに自動運転の実験ができることをうれしく思う」と歓迎の気持ちを明かし、東運輸が参加するにあたり「無事故無違反安全をモットーに、いろんなデータを収集し、皆さまと協力しながら、レベルアップの発想のきっかけになれば」と実験に対する意気込みと期待を示した。

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