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データドリブンとは?情報資産の活用でビジネスの成長を加速する方法

マイナビニュース / 2024年11月19日 8時0分

データドリブンへの取り組みは、さまざまな業界で始まっている。

例えば、ヤマト運輸では2020年に策定した経営構造改革プラン「YAMATO NEXT100」において、経験に依存したアナログな経営から、データに基づいたデジタル起点の経営へと転換することを盛り込んだ。その実現に向けた改革の一環として、データドリブン経営への転換を進めている。(参考記事:データドリブン経営を成功させるには? ヤマト運輸が進める経営構造改革)。具体的な施策として、顧客の行動データや配送トラッキング情報を分析することで、日々の配送業務量を予測。配達ルートの最適化や人員配置の効率化につなげているという。

ヤマト運輸の例は物流業界の話だが、動画や音楽などコンテンツ配信サービスを提供する企業であれば、顧客の視聴データを分析することで個別のニーズに合わせたコンテンツを提供し、視聴率を改善・広告収入を増加するといったことが考えられる。金融業界ならば、データドリブンなアプローチを採用することでリスク管理を強化し、融資の貸し倒れリスクを低減することも可能だろう。

データドリブンなアプローチ――すなわち、データを基にした予測と、それに基づくサービスの創出・改善によって、顧客満足度の向上と競争力の強化が期待できるのである。
データドリブンで企業の継続的なビジネス成長を実現するために

ここまでに説明してきたように、データに基づいた戦略的な意思決定は、より正確な市場予測や顧客ニーズの把握を可能にし、競争優位性を保つための大きな要因となる。

繰り返しになるが、データドリブンの取り組みを成功させるには、データの質と量が重要だ。高品質なデータを大量に収集し、適切に整理・保管することが求められる。次に、データ分析の専門知識を持つチームの構築が重要である。高度な分析を実施するためには専門知識が必要であり、データサイエンティストやビジネスアナリストの採用や育成が欠かせない。データの可視化や分析を効率化するBIツールやDMPなどのツールを導入することも、迅速な意思決定を行っていく上では必須だろう。

さらに、データドリブンを社内に浸透させることも重要である。経営層から従業員まで、データ活用の重要性を理解し、実践する意識を持つことが大切だ。各部署が連携してデータを共有し、全社一丸となって取り組むことで、本当の意味でデータドリブンが実現される。

本稿で解説した内容を参考に、データドリブンのアプローチを最大限に活用して、持続的な成長を目指していただきたい。

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